大容量ファイル送受信・共有とメール誤送信対策を組み合わせ、企業間でのファイルのやりとりをセキュアに行えるソリューションがリリース。専用ホスティングやレンタル形態でも利用できる。
日本ワムネットは、メール誤送信対策や大容量ファイル共有ソリューションを組み合わせたメールセキュリティ製品「GigaCC Pro」を12月15日に発売する。メールなどを介して企業間でやりとりされる電子ファイルを統合的に管理することで、情報漏えいリスクを抑える。
GigaCC Proは、既存製品である大容量ファイル共有・送信ソリューション「GigaCC OFFICE」に新製品のメール誤送信防止ソリューション「GigaCC MailChecker」を追加してパッケージ化した製品。ソフトウェア、アプライアンス、専用ホスティング、レンタルの各形態で利用できる。
GigaCC MailCheckerは、メール送信保留、添付ファイルのURL送信やZIP暗号化送信、一定数以上のあて先アドレスがある場合に自動的にBCC送信する機能を備える。ミス送信だけでなく、送信時に上長承認フローを組み込んだり、メール本文に特定キーワードが含まれていると送信を保留・取り消ししたりすることで、故意による送信も防止することが可能。導入時に既存のメールシステムに変更を加える必要はなく、さらにオプションでメールアーカイブやウイルス対策も提供する。
またGigaCC OFFICEは、取引先などの企業間でメールではやりとりが難しい大容量・機密ファイルを送受信・共有するシステムをASPで提供する。数M〜1Gバイトのファイルをやりとり可能な共有フォルダでは、暗号化、パスワード認証、ウイルスチェック、ログ管理などのセキュリティ機能により、ファイル内の機密情報を安全に扱える。
ユーザーは、GigaCC Proの全機能を同一のURL、アカウント、インタフェースで利用することができる。数万ユーザー、ディスク容量数十Tバイトまでの規模に対応するという。価格はソフトウェア提供の場合、100ユーザーで350万円(GigaCC MailChecker単体では45万円)。レンタルの場合、500ユーザーで初期費用100万円、月額利用料45万円となる(いずれも税別)。
同社は住友商事の子会社で、大容量デジタルデータ伝送サービス事業やFAXサーバソフト開発・販売事業を展開している。
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