情報流出対策で見過ごされがちなのは、メディア再利用の分野だ。大切なデータがメディアに残ったまま再利用されれば、意図せず情報が流出する恐れがある。
情報流出の防止には多方面での対策が必要だ。いったん情報が流出すれば、組織にとってあらゆる種類の問題を引き起こしかねない。ブランドや評判が傷つき、競争上の影響や金銭的影響をもたらし、コンプライアンス問題や法的問題に発展することもある。
ある情報流出防止戦略の一環で、eBayで買った中古のHDDに米軍のミサイル防空システムの情報が入っていたなどという話を聞いた。不要になったHDDを正しく廃棄する必要性を強調する目的で語られたのだ。現在、市場にはメディアの安全な廃棄を保証する製品やサービスが多数あり、CESG Claims Tested Mark(CCTM)の認定製品一覧には、消去・廃棄のための認定製品・サービスとして8種類がリストアップされている。
しかし、情報流出が起こり得るにもかかわらず見過ごされがちなのは、メディア再利用の分野だ。メディアの再利用でよくあるのは、定期的なバックアップ計画に基づいてバックアップメディアを繰り返し再利用するケースだ。しかしほかにもこれが起こり得る状況は幾つかある。ノートPC、PC、古くなったサーバのHDDを別のユーザーやシステムに割り当てる場合、あるいは小型メモリやCD-RWを別の人物が使う場合などだ。
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