VMware環境におけるデータ保護機能を提供するソフトの最新版を発表。vSphere 5への対応やデータ重複排除などの機能が追加された。
日本クエスト・ソフトウェア(以下、Quest)は12月6日、VMware環境専用のデータ保護ソフトウェアの最新版「vRanger 5.3」(以下、vRanger)を発表した。2012年1月に出荷を開始する。
vRangerは、VMware環境におけるバックアップやレプリケーション、リカバリなどのデータ保護機能を提供する。今回のバージョンではVMware vSphere 5に対応し、vStorage APIとStorage vMotionをサポートすることでSAN(Storage Area Network)上のVMFS5データも保護する。また、バックアップデータの保存先として新たに同社のディスクバックアップソフト「Quest NetVault SmartDisk」を利用できる。これにより、NetVault SmartDiskのデータ重複排除機能を利用したバックアップデータ容量の削減が可能になった。同社が実施した検証によると、vRangerとNetVault SmartDiskの組み合わせで、最大50分の1までデータ量を削減できたという。
さらに、Microsoft SharePoint用バックアップソフト「Quest Recovery Manager for SharePoint」と連携することで、アイテム単位などより詳細な粒度でMicrosoft SharePointのリカバリを実施できるようになった。同社によると、2012年にはMicrosoft Exchange用バックアップソフト「Recovery Manager for Exchange」との統合も予定しており、アイテム単位でのリカバリも可能になるという。
vRanger 5.3の標準価格は、vRanger SEエディションが9万8000円、vRanger Proエディションが14万8000円(VMware ESXサーバのCPUソケット単位、初年度の保守サポート込み)。また、同社のWebサイトから30日間無償の評価版をダウンロード可能。
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