調査の結果、英国人の3分の2がパスワードよりも生体認証の方が安全だと考えており、利用に積極的であることが分かった。認証システムは今、大きな転換を求められている。
オンラインバンキングにはユーザー名とパスワードの組み合わせよりも生体認証技術を使用する方が安全だと考えている人々が、英国では3分の2に上ることが分かった。また、認証のためにDNAデータを共有しても構わないという人々も4分の1を占める。
本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 9月2日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。
なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。
通信プロバイダー豪Telstraのリポートによると、生体認証は「何かを簡単にするとセキュリティが犠牲になる」という考え方を一変させるものであり、金融サービス企業はこの技術に投資しなければ顧客を失いかねないという。
指紋認証では即座に認証が完了するため、モバイルバンキングアプリに利用する人が増えている。誰も、ユーザー名やパスワードを何度も入力することを望んでいない。タッチスクリーンが小さいことから、移動中は特に難しくなる。
Telstraによると、英国では回答者の3分の2が、音声、指紋、虹彩、顔認識などの認証テクノロジーはパスワードよりも安全で、詐欺のリスクが減ると考えている。英国の回答者のうち、直接的または間接的にID盗難の被害に遭ったことがあると回答したのは32%で、全世界平均は38%だ。
ID盗難の被害に遭ったことがあると答えた全世界の回答者の5分の2(40%)は、原因の大半または全てが、個人情報を預けた企業の過失だったと述べている。そして回答者の約3分の2(63%)が、ID盗難の被害を直接受けた場合は、銀行などの取引相手を変えると答えている。間接的に被害を受けた場合にも変えるという回答者は54%に上る。
Telstraで銀行、金融、保険担当のグローバル幹部を務めているロッキー・スコペリティ氏は次のように語る。「ここ6カ月間、当社とスマートフォンとの関係が、当社と金融機関とのパートナーシップにどのように影響を及ぼしてきたかを把握するため、世界中の消費者や銀行に話を聞いた」
「その結果分かったことは、
本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。
■Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー
Computer Weekly日本語版 8月19日号:64ビットARMチップ アリか? ナシか?
Computer Weekly日本語版 8月5日号:BoxとDropboxどっちの箱を選ぶ?
Computer Weekly日本語版 7月15日号:Windows 10 vs. Mac OS X El Capitan
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。
なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...
業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...