米Microsoftのデジタルパーソナルアシスタントツール「Cortana」は、ビジネス向け予測解析分野にも乗り出そうとしている。
同社のスマートフォン「Windows Phone」の音声技術として産声を上げたCortanaは、テキスト分析エンジンと機械学習能力を備えている。そしてMicrosoftは、米IBMの「Watson」のように、ビッグデータを活用するクラウドベースの分析サービスにこのCortanaを組み込むことを計画している。
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同社でクラウドおよびエンタープライズ分野のコーポレートバイスプレジデントを務める沼本健氏は、米フロリダ州オーランドで開催された「Microsoft Worldwide Partner Conference 2015」についてのブログに次のように投稿している。「今やデータは、重要な戦略的ビジネス資産になっている」
「デバイス、顧客、活動など世界中のあらゆる事象が、新しいエクスペリエンス、新しい能力、新しいビジネスモデル、さらには新しい発明へと導く、極めて豊富なデータを生み出している。このデータを活用できるか否かが、企業の命運を分ける」
同社は、企業のデータ資産活用をサポートするため、2015年内にリリースされる「Cortana Analytics Suite」サービスでビッグデータと分析機能の統合を計画している。
沼本氏は次のように語る。「当社は、Cortana Analytics Suiteで高度な分析を行うためのテクノロジーとインフラ(機械学習、ビッグデータストレージ、クラウドでの処理など)や知覚インテリジェンス(視覚、顔、音声認識など)の研究と革新に、何年もかけて取り組んでいる。目的は、企業がビジネスを加速するために的確で素早い判断ができるようにすることだ」
沼本氏によれば、Cortana Analytics Suiteはリアルタイムの製品推奨、顧客離れ予測、不正の発見、予知保全などを行うアプリケーションに役立つという。
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