顧客単価の向上はこうすべし 「らでぃっしゅぼーや」のBI活用法高速インメモリBIツール「QlikView」をAWSで稼働(1/2 ページ)

安全・安心を旗印に掲げる宅配業者の「らでぃっしゅぼーや」は、利益を大きく左右するBIツールを2013年に刷新した。狙いは、より精緻な分析の実現。では、果たして何が変わったのか。

2015年10月28日 08時00分 公開
[岡崎勝己]

売り上げを左右する分析基盤の刷新の狙いとは

 「持続可能な社会の実現」を理念に掲げる環境NPOによって設立され、現在はNTTドコモグループの一員として有機低農薬野菜や無添加食品などの宅配事業を手掛けるらでぃっしゅぼーや。食の安全、さらに環境保護への消費者意識の高まる中、同社は安心・安全を担保する独自の商品取り扱い基準や、積極的なリサイクル/リユース活動などにより消費者の信頼を獲得し、事業規模を堅調に拡大させてきた。宅配拠点となるセンターは全国に6つ、会員数は14万世帯に及ぶ。

 そんな同社は、事業活動を通じて収集されるデータの分析基盤を整備し、以前からデータ分析によるLTV(顧客生涯価値:1人の顧客が取引期間を通じて企業にもたらす利益)の向上に早くから取り組んできた。その目的は、各種コストを支払い獲得した会員に、より多くの商品を、できるだけ長期にわたり購買してもらうことを通じた利益の底上げである。

 この、売り上げに大きな影響を及ぼす分析環境を、同社は2013年4月に米QlikTechが開発し、国内ではアシストが取り扱う高速インメモリBIツール「QlikView」をオンプレミスで刷新。併せて半年後には、QlikViewのインフラを「Amazon Web Services」(AWS)へ移行することで、より安価かつ容易な運用体制も整えた。

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