GISS2017-18で、国内組織とグローバル組織との違いが顕著に現れたのが、自らが直接の痛みを伴わないサイバー攻撃に対する捉え方だ。「セキュリティ予算増額のトリガー(きっかけ)となる可能性がかなり低いイベント」は何かを聞いたところ、「サプライヤーに対するサイバー攻撃」を挙げたのが、グローバル組織では23%なのに対し、国内組織では41%と4割以上に上った(図2)。「主要な競業他社に対するサイバー攻撃」を挙げたのが、グローバル組織では21%なのに対し、国内組織では32%だった。
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