「リトライ」「サーキットプレーカー」を採用すべきクラウドアプリとは?クラウドベースアプリケーションのデザインパターン5選【中編】

クラウドベースアプリケーションのデザインパターンである「リトライ」「サーキットプレーカー」は、どのようなアプリケーションを構築するのに向いているのか。具体例を交えて解説する。

2021年09月22日 05時00分 公開
[Zachary FlowerTechTarget]

 前編「『バルクヘッド』とは? 障害に強いクラウドアプリのデザインパターン」は、クラウドサービスで稼働するアプリケーション(以下、クラウドベースアプリケーション)の主なデザインパターン5つのうち「バルクヘッド」を取り上げた。中編は「リトライ」「サーキットプレーカー」の2つを紹介する。

2.リトライ

 障害発生を想定したデザインパターンがリトライだ。リトライを採用したアプリケーションは、一度失敗した操作を安全に再試行できる。企業はリトライを採用することで、長期的な保守が最小限で済む、障害許容性のあるアプリケーションを構築可能だ。

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