クラウドベースアプリケーションにはさまざまなデザインパターンがある。そのうち障害を広めないことに強みがある「バルクヘッド」を取り上げる。
クラウドサービスで稼働するアプリケーション(以下、クラウドベースアプリケーション)のデザインパターンが話題に上り始めるのは、企業がある程度の規模に達してからだ。デザインパターンの選択肢は幅広い。規模が急速に変化している企業にとって、クラウドベースアプリケーションの適切なデザインパターンを選ぶのは特に難しい。
企業の急激な成長は喜ばしい一方で、クラウドベースアプリケーションのデザインパターンを検討する上では厄介なことでもある。通信量の増加など、技術的な課題が増えることになるからだ。そうした問題に対する耐性と障害許容性を高めるクラウドベースアプリケーションのデザインパターンには、どのようなものがあるのか。3回にわたり、予期しない通信量の増加に対処するのに役立つクラウドベースアプリケーションのデザインパターン5つを紹介する。
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