「バルクヘッド」とは? 障害に強いクラウドアプリのデザインパターンクラウドベースアプリケーションのデザインパターン5選【前編】

クラウドベースアプリケーションにはさまざまなデザインパターンがある。そのうち障害を広めないことに強みがある「バルクヘッド」を取り上げる。

2021年09月16日 05時00分 公開
[Zachary FlowerTechTarget]

 クラウドサービスで稼働するアプリケーション(以下、クラウドベースアプリケーション)のデザインパターンが話題に上り始めるのは、企業がある程度の規模に達してからだ。デザインパターンの選択肢は幅広い。規模が急速に変化している企業にとって、クラウドベースアプリケーションの適切なデザインパターンを選ぶのは特に難しい。

 企業の急激な成長は喜ばしい一方で、クラウドベースアプリケーションのデザインパターンを検討する上では厄介なことでもある。通信量の増加など、技術的な課題が増えることになるからだ。そうした問題に対する耐性と障害許容性を高めるクラウドベースアプリケーションのデザインパターンには、どのようなものがあるのか。3回にわたり、予期しない通信量の増加に対処するのに役立つクラウドベースアプリケーションのデザインパターン5つを紹介する。

1.バルクヘッド

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news064.jpg

2025年のマーケターが「生成AIでテレビCMを作る」よりも優先すべきことは?
AIが生成した広告に対する反発が続いた1年を経て、マーケターはパフォーマンス重視で非難...

news070.jpg

CMOはなぜ短命? なぜ軽視される? いま向き合うべき3つの厳しい現実
プロダクト分析ツールを提供するAmplitudeのCMOが、2025年のマーケティングリーダーに課...

news214.jpg

トラフィック1300%増、生成AIがEコマースを変える
アドビは、2024年のホリデーシーズンのオンラインショッピングデータを公開した。