“不正アクセスのプロ”が被害企業の名前を明かさない「ダークな理由」ダークWeb潜入レポート【後編】

攻撃者は企業のネットワークやデータへのアクセス権を不正に入手して、ダークWebの闇市場で売りさばいている。闇市場での取引における、売り手と買い手の思考を探る。

2021年09月15日 05時00分 公開
[Shaun NicholsTechTarget]

 脅威インテリジェンスベンダーIntSights Cyber Intelligenceは、ダークWeb(特定の手段でのみアクセスできるWebサイト群)の闇市場で潜入調査を実施し、報告書にまとめた。IntSightsが調査対象としたのは、攻撃者によるネットワークアクセス権の不正販売46案件だ。

 IntSightsの研究者は、闇市場の売り手の「口の堅さ」を指摘する。企業のネットワークに不正アクセスした攻撃者は、その企業に関する秘密を守り、売買が成立するまでその企業名を決して明かさない。それはなぜか。

「口が堅い」闇市場の売り手

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