仮想化エンジニアの採用面接でよく出る11個の質問【第4回】
採用面接で「仮想化のトラブルシューティング経験」を聞かれたら、どう答えればよいのか
仮想化エンジニアの採用面接が進むと、自身の仮想インフラの管理経験や、仮想インフラの改善方法を問われることがある。こうした質問の意図と、回答時のポイントとは。
仮想化エンジニアの求職者は、採用面接時に聞かれやすいトピックを前もって知っておくことで、より効果的に自身のスキルや経験、仮想インフラの運用ノウハウをアピールできる。前回の「『仮想化エンジニア』になろう――その仕事内容と必要なスキルとは」「採用面接で『仮想化技術の経験』や『仮想化製品の知識』を問われたときの“最適解”とは」「採用面接で仮想化技術の“あの言葉”の意味を聞かれたら、どう答えるべきか」に続く本稿は、仮想化エンジニアの採用面接の終盤で聞かれる質問と、回答時のポイントを取り上げる。
8.「『vSphere』や『Hyper-V』などのハイパーバイザーを使い、どのように(X)というタスクを実行しますか」
ハイパーバイザーを使った特定タスクの実行に関する質問の狙いは、求職者が持つ仮想化のノウハウを評価することと、仮想化を実現するためのプロセスとツールに関する求職者の専門知識と経験を検証することにある。
この質問で問われるタスクは、「仮想マシン(VM)のセットアップ」や「スナップショット作成」などのシンプルなタスクから、「VMのデータ移行」「仮想インフラの可用性を向上させるための機能の実装」などの複雑なタスクまで、さまざまタスクが当てはまる。こうした質問で企業は、求職者がセキュリティポリシーや業務プロセスに沿ってタスクを実行できるかどうかも確認しようとしている。
9.「これまでにトラブルシューティングしなければならなかった仮想化の最も困難な問題は何ですか。その問題にどのように対処しましたか」
採用担当者は求職者に基本的な知識を問う質問を終えると、トラブルシューティングといった高度なトピックに焦点を当てることが一般的だ。仮想化エンジニアは、仮想化ツールや仮想化技術を熟知している。同時に仮想インフラやアプリケーションの複雑な問題に取り組む、問題解決の専門家でもある。上記の質問には間違った答えは存在せず、求職者が自身の経験に基づいて回答すればよい。
10.「どのような指標を集め、ログとして記録しますか。レポートやアラートをどのように設定しますか」
仮想化エンジニアはアラートを使って問題を検知したり、ログからレポートを生成して仮想インフラの状態を報告したりする必要がある。こうしたレポートは仮想/物理インフラのアップグレードや拡張に向けた議論のきっかけとなる。求職者は仮想インフラで利用可能な主要な管理ツールに精通するとともに、管理ツールが生成するレポートに書かれた情報を理解していなければならない。
例えば面接者は、フォールトトレランス構成の2台の物理マシンを管理するために、ハイパーバイザーが出力したログをどのように使用すればよいか質問する場合がある。こうしたやりとりから、メモリの使用率といった特定の指標の使い方や、レポートにカスタムした指標を実装する方法などについて、求職者がどのくらい理解しているかを判断することができる。
11.「ある特定のシナリオや現在の仮想/物理インフラについて、どのような変更やアップグレードを提案しますか」
事業の改善や従業員のIT利用を支援するために、仮想/物理インフラを評価し、更新するのも仮想化エンジニアの役割だ。面接者は求職者に対して幾つかの一般的なシナリオを提示し、そのシナリオによって起こり得る問題の指摘や、状況を改善するための提案を求めることがある。
面接者が提示するシナリオは概して一般的なものだ。そのため回答もシンプルになる傾向がある。この質問の目的は、求職者が状況を素早く理解する能力を評価するとともに、検討に値する提案をまとめられるだけの仮想化技術の専門知識と経験を持っていることを確認することだ。
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