2012年09月26日 08時00分 UPDATE
特集/連載

ストレージを切り離して考えるべからずユーザー企業調査にみるビッグデータ対応インフラの要件

米ESGの調査によると、ITおよびビジネスの重要な課題としてビッグデータ処理を挙げる企業が増えていることが分かった。同調査を基にビッグデータがもたらしたITインフラへの影響を示す。

[Terri McClure,TechTarget]

 アプリケーションとプロセッサの進化に伴い、多くの企業で膨大な量のデータが生み出される中、CTO(最高技術責任者)CIO(最高情報責任者)、データアナリスト、ストレージ管理者など広範なITプロフェッショナルたちの間で、ビッグデータアナリティクスがホットな話題になっている。米Enterprise Strategy Group(ESG)は最近、ビッグデータ処理のトレンドに関する調査を実施し、同社の上席ストレージアナリスト、テリー・マクルーア氏がビッグデータ調査の結果を分析した。IT部門におけるビッグデータ処理の優先度、企業のビッグデータの平均サイズ、データをリアルタイムで分析する必要性、社内で許容できるダウンタイムといった問題に対する回答を以下にまとめた(企業のデータ活用動向、まずは基幹システムと顧客情報から)。

ビジネス課題としての重要度が増すビッグデータ対応

 IT部門と業務部門の両方にとって、ビッグデータアナリティクスの重要性が高まっている。2011年に実施した調査で、中堅企業(従業員数500〜999人)および大企業(従業員数1000人以上)で自社のデータベース環境に精通しているIT部門の意思決定者に、ビッグデータアナリティクスの重要性について質問したところ、最も優先度が高いIT課題だと答えた人は6%で、トップ5に入ると答えたのは45%だった。2012年の調査で同じ質問をしたところ(ただし今回の調査では中堅企業の数が増えた他、従業員数がわずか100人程度の企業も含まれる)、データアナリティクスの取り組みを強化することが最も優先度が高いIT課題だと答えた人は、前回の3倍の18%に増え、トップ5に入るという回答は45%だった。

 2012年のビッグデータ調査では設問を少し変え、全てのビジネス課題との比較でビッグデータの処理とアナリティクスを強化することの重要性についても尋ねた。この質問では回答の比率が大きく変化し、28%の回答者が最も重要なビジネス課題だと答え、トップ5に入ると答えた人は38%だった(関連記事:高まるDWHへの投資意欲、「砂金探し」のビッグデータ活用を成功させるには)。

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