TechTargetジャパンでは2012年7、8月に企業のストレージ利用状況を調査した。データ増加や処理性能といった課題やビッグデータ活用への関心度などが分かった。
TechTargetジャパンは2012年7月23日から8月6日まで、会員を対象に「ストレージの利用状況に関するアンケート調査」を実施した。調査結果からストレージの利用状況や満足度、課題、製品選定のポイントなどが明らかになった。本稿では、その一部を紹介する(全ての結果を記載したリポートは、文末のリンクから会員限定でダウンロード可能)。
目的:企業のストレージ利用の現状を調査するため
方法:Webによるアンケート
調査対象:TechTargetジャパン会員
調査期間:2012年7月23日(月)~8月6日(月)
総回答数:321件
※回答の比率(%)は小数点第1位を四捨五入し表示しているため、比率の合計が100.0%にならない場合があります。
導入しているストレージ環境の種類を聞いたところ、全体の73.2%が「バックアップ/リカバリ環境」を構築済みと回答。「NAS(Network Attached Storage)」(68.8%)、「SAN(Storage Area Network)」(36.1%)と続く。また、導入を検討中の環境としては「リモートバックアップ環境」(29.6%)が最も多く、「アーカイブ環境」(21.8%)、「バックアップ/リカバリ環境」(15.6%)と続いた。
自社におけるストレージ関連技術や製品、管理方法の導入・検討状況を聞いたところ、導入済みの技術は「データ暗号化」(16.9%)、「シンプロビジョニング」(12.6%)が多かった。また、「災害復旧(DR)ツール(モニタリング/テスト)」は今後導入予定(8.6%)、検討中(24.9%)の項目として多く挙げられた。自然災害や人的なミスなど万一のデータ損失に備えるためのストレージ環境に関心が集まっているといえる。
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