コヴェントリー大学のITサービスのローカルデリバリ責任者が、他の端末ではなくWindows 8タブレットを選んだ理由を説明する。
コヴェントリー大学は、場所に縛られないワークスタイルとデスクトップITの簡素化を目的として、職員用にHP製のWindows 8タブレットを導入することにした。同大学は、50台のHP ElitePad 900 Windows 8 Pro搭載タブレットを看護およびヘルスケア学部の教職員に支給し、パイロット運用を実施している。
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「これまで使っていたデスクトップ端末は撤去せず、タブレットに慣れたらオフィスにElitePad用のドッキングステーションとモニターを用意するか、既存のデスクトップを維持するかをユーザーに選んでもらう」と、同大学のITサービスのローカルデリバリを指揮するネイル・ショートハウス氏は説明する。
ElitePadなら使い慣れたアプリケーションを実行でき、ローカルネットワークドライブにアクセスできる。「オフィスでも講堂でも同じソフトウェアを使用できる」とショートハウス氏は語る。
ElitePadはユーザーに好評のようだ。「軽いし、バッテリーは1日の仕事をこなせるほど持つ」というが、日中の業務だけでなく通勤時にもElitePadを使う場合は、HPのバッテリー内蔵拡張ジャケットを使うことをユーザーに勧めている。ElitePadのソリッドステートドライブ(SSD)は60Gバイトで、デスクトップPCに比べると少ない。そのため、ドライブスペースは適切に管理する必要があることをショートハウス氏も認め、次のような対策を講じていると話す。
「1ユーザーにつき5Gバイトのストレージを共有ドライブに用意している。また、ユーザーはMicrosoft SkyDriveやリモートデスクトップを使ってドキュメントにアクセスすることもできる」
コヴェントリー大学は、Windows 8搭載端末の導入期間中も、Windows 7を運用し続けることにした。「通常、OSを移行するときは一斉に切り替える。しかし今回は、タブレットには一律にWindows 8とOffice 2013を採用し、デスクトップ端末ではWindows 7とOffice 2010を使用する」
2つのデスクトップOSを運用する場合、OS環境ごとにソフトウェアイメージを管理する必要があるため、サポートの問題が生じる可能性がある。「大々的な展開に比べて、小規模でユーザーを教育する必要があり、環境の準備にはやや苦労している」
ElitePadを使う上で最大の難関は、Windows 8への移行だったとショートハウス氏は話す。「デスクトップモードで新しいアプリケーションを開くには、Windows 8モードに切り替えなければならず、面食らった」
2013年10月に提供が開始されたWindows 8.1では、アプリケーションの起動が改善され、Windows 8のユーザーインタフェースを切り替える必要はなくなった。「Windows 8.1に移行する予定だ。まず端末にインストールし、全てのユーザーをアップデートする。多くのユーザーがWindows 7のスタートボタンを懐かしんでいる」とショートハウス氏は語る。
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