2013年12月13日 08時00分 UPDATE
特集/連載

銀行や株式市場、決済機関をテスト「金融機関をハッキングせよ」 英国でサイバー攻撃演習が実施

英国で2年ぶりとなる対サイバー攻撃演習「Waking Shark作戦」が実施。演習には同国の主要銀行全てが参加した。執拗な攻撃に耐えられる能力が試される。

[Warwick Ashford,Computer Weekly]

 サイバー攻撃が巧妙化の一途をたどる現実を前に、金融業界の安全性に対する懸念が各国で高まっている。U.S. Cyber Consequences Unit(US-CCU、サイバー攻撃の結果もたらされる経済・戦略上の影響を米政府に助言する非営利の米調査機関)のスコット・ボーグ代表は2013年9月、サイバー犯罪集団は次の展開として国際金融市場の操作を狙うと予測した。

 ボーグ氏はシカゴで開かれた「ASIS International」と「(ISC)2」の年次会合のジョイントセッションで講演し、犯罪集団が盗みやクレジットカード詐欺で稼げる金額には限りがあると指摘している。

 英紙Telegraphによると、第2回目の「Waking Shark作戦」は2013年11月中旬、英国の金融機関が使っている決済システムと市場システムに対する大規模サイバー攻撃を想定して実施。演習はイングランド銀行(中央銀行)と財務省、金融行動監視機構の監督の下、英国の中核を担う金融機関がサイバー攻撃に耐えられる能力を見極める。

 1回目のWaking Shark作戦は2年前の2011年3月に、旧金融サービス機構(FSA)の下で行われた。

サイバー攻撃のリスクはユーロ危機を上回る

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news113.jpg

IMJ、Tealiumの導入・活用支援サービスを開始
アイ・エム・ジェイは、グマネジメントのTealiumと国内販売代理店契約を締結し、Tealium...

news109.jpg

LINE、ゲーム以外のアプリ世界収益ランキングで2年連続首位に
App Annieは、世界のアプリ市場動向を総括した「2016年アプリ市場総括レポート」を発表し...

news074.jpg

ARを活用したスタンプラリーを簡単に実現、スターティアラボ「COCOAR」に新機能
スターティアラボは、企業向けAR制作ソフト「COCOAR」に、AR(拡張現実)を活用したスタ...