企業におけるセキュリティ対策は、この十数年の間に、受動的な対処方法から能動的な手法へと大きく変化してきた。この傾向が特に顕著なのが金融サービス業だという。同業界から今後のセキュリティ動向を探る。
筆者が仕事で携わってきたこの15年くらいの間に、セキュリティ対策は大きく変わった。セキュリティトラブルへの対応を中心とした一連の受動的な対処方法から、リスク管理と先を読むインテリジェンスに基づくプロアクティブ(能動的な)な防御による予測型の取り組みへと進化してきた。この傾向が最も顕著な業界が金融サービスである。この業界では、セキュリティが破られると莫大な被害が発生する。情報はお金だからだ。そして、組織の構造に管理対策を組み込むことで、技術インフラを調整するという考え方が不可欠になっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
2025年のマーケターが「生成AIでテレビCMを作る」よりも優先すべきことは?
AIが生成した広告に対する反発が続いた1年を経て、マーケターはパフォーマンス重視で非難...
CMOはなぜ短命? なぜ軽視される? いま向き合うべき3つの厳しい現実
プロダクト分析ツールを提供するAmplitudeのCMOが、2025年のマーケティングリーダーに課...
トラフィック1300%増、生成AIがEコマースを変える
アドビは、2024年のホリデーシーズンのオンラインショッピングデータを公開した。