15年で激変した金融機関のセキュリティ担当者の仕事金融業界に学ぶ、プロアクティブなセキュリティ対策【前編】

企業におけるセキュリティ対策は、この十数年の間に、受動的な対処方法から能動的な手法へと大きく変化してきた。この傾向が特に顕著なのが金融サービス業だという。同業界から今後のセキュリティ動向を探る。

2013年11月06日 08時00分 公開
[Gary McGraw,TechTarget]

 筆者が仕事で携わってきたこの15年くらいの間に、セキュリティ対策は大きく変わった。セキュリティトラブルへの対応を中心とした一連の受動的な対処方法から、リスク管理と先を読むインテリジェンスに基づくプロアクティブ(能動的な)な防御による予測型の取り組みへと進化してきた。この傾向が最も顕著な業界が金融サービスである。この業界では、セキュリティが破られると莫大な被害が発生する。情報はお金だからだ。そして、組織の構造に管理対策を組み込むことで、技術インフラを調整するという考え方が不可欠になっている。

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...