仮想移動体通信事業者(MVNO)の安価な通信サービスが注目を集めている。「格安SIM」という言葉は通信費を抑えたい企業にとっても魅力的だ。しかし、“格安”なSIMが業務効率に悪影響を及ぼすことはないのだろうか?
この連載では、最近ユーザー数を急速に増やしている「MVNO」と、彼らが取り扱う「格安SIM」について、ビジネスで導入するための方法やメリット、そして、制約について、長年携帯電話関連サービスを取材している佐野正弘氏が解説する。日本では認知度がまだ低く、格安SIMについては言葉のイメージが先行している懸念もある。その実態を把握して、それからビジネスにおいてどのような効果があるのかを考えてみよう。
ここ数年、「格安SIM」「格安スマホ」という言葉を見聞きする機会が増えている。“格安”という言葉が付いているだけあって、スマートフォンの通信料を大幅に節約するために個人市場を中心に利用するユーザーも増えてきた。しかし、なぜ安く利用できるのか詳しく知っているユーザーは、まだ少ない。
格安SIMとは、一般に仮想移動体通信事業者(MVNO:Mobile Virtual Network Operator)が提供する通信サービスを指す。MVNOは、NTTドコモやKDDI(au)などの大手キャリアから回線を借りて通信サービスを提供している事業者で、代表的な企業としてはNTTコミュニケーションズやインターネットイニシアティブ(IIJ)、ビッグローブなどがある。このようなMVNOは、なに故に大手キャリアより安価に通信サービスを提供できるのだろうか。
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