2007年10月03日 05時00分 公開
特集/連載

【Q&A】Linux企業の今後はMicrosoftとの関係に左右されるかAsk The Expert

質問:Red Hat、Canonical、Mandrivaなどの各社はMicrosoftとの提携を拒んでいますが、この姿勢が各社の今後にとってどんな意味を持つと考えますか。プラスになるのか、それともマイナスになるのでしょうか。

[Donald Rosenberg,TechTarget]

 現時点でRed Hatは、ユーザーにとってメリットとなる部分(Active DirectoryやSQL ServerといったMicrosoftコンポーネントとJBossとの互換性など)ではMicrosoftと協力しているが、Microsoftと一部のLinuxディストリビュータの間で交わされている現在の契約には悪名高い特許免責条項があり、Red Hatがこのようなものを受け入れる可能性はまずなさそうだ。

 再三言ってきたことだが、特許訴訟の脅しは、あいまいさがあるからこそ通用する。つまり実際の訴訟は、法廷に持ち込まれるかどうかの不確実性を伴う。しかもRed Hatには、本格的な戦いを挑むだけの資金力がある。NovellとMicrosoftが提携を発表した際、Red HatはMicrosoftの特許侵害訴訟から免れることを拒絶する姿勢を明確にした。Red Hatは実際、顧客が特許侵害訴訟を起こされた場合の補償措置を提供している。もともとこれを導入したのは、Microsoftの特許訴訟の脅しにより顧客と将来展望に影響が出ることに対処したものであって、LinuxがMicrosoftの特許を侵害していると考えたからではない。MicrosoftとNovellの提携以来、この補償措置は、Novellなどの各社がMicrosoftと手を組むことで獲得したと思っている競争上の優位性を相殺する役割を果たしている。

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