今日のPC──一般的なデスクトップPC──は、複数(2つあるいは4つ)のコアを備えたプロセッサを搭載している。その実質的な効果は小さなパッケージに2個あるいは4個のプロセッサを組み込んだものと同様であり、しかも消費電力は後者のマシンよりもずっと少ない。CPU速度が限界に達しつつある今日、CPUに複数のコアを追加するという方式が、パフォーマンスを向上するための新たな手段として脚光を浴びている。
Microsoft OfficeやWebブラウザといった標準的なアプリケーションしか使っていないユーザーの場合、マルチコアアーキテクチャで何か得をすることがあるのだろうか。短い答えで言えば「イエス」だが、マルチコアプロセッサから具体的にどういったメリットが得られるのかという点については、少し説明が必要だ。
まず、OSがマルチコアプロセッサをどのように活用するのかを理解する必要がある。マルチコアプロセッサを活用するには、OSは複数のコアを「意識する」必要があり、これらのコアはユーザーおよびシステム上で動作するプログラムからは別々のプロセッサとして見える。OSが複数のコアを意識していなければ1個のプロセッサしか「見えず」、ほかのコアはOSにもアプリケーションにも使われない(つまり無駄になる)。
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