どんなサーバでもマルチコアプロセッサの恩恵を受けることができる。しかしデスクトップPCの場合、マルチコアプロセッシングの実際的なメリットは何だろうか。
今日のPC──一般的なデスクトップPC──は、複数(2つあるいは4つ)のコアを備えたプロセッサを搭載している。その実質的な効果は小さなパッケージに2個あるいは4個のプロセッサを組み込んだものと同様であり、しかも消費電力は後者のマシンよりもずっと少ない。CPU速度が限界に達しつつある今日、CPUに複数のコアを追加するという方式が、パフォーマンスを向上するための新たな手段として脚光を浴びている。
Microsoft OfficeやWebブラウザといった標準的なアプリケーションしか使っていないユーザーの場合、マルチコアアーキテクチャで何か得をすることがあるのだろうか。短い答えで言えば「イエス」だが、マルチコアプロセッサから具体的にどういったメリットが得られるのかという点については、少し説明が必要だ。
まず、OSがマルチコアプロセッサをどのように活用するのかを理解する必要がある。マルチコアプロセッサを活用するには、OSは複数のコアを「意識する」必要があり、これらのコアはユーザーおよびシステム上で動作するプログラムからは別々のプロセッサとして見える。OSが複数のコアを意識していなければ1個のプロセッサしか「見えず」、ほかのコアはOSにもアプリケーションにも使われない(つまり無駄になる)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ランサムウェアが猛威を振るう中、バックアップの重要性に注目が集まっている。迅速な復旧を目指す場合、バックアップとHAクラスタリングの併用が求められるが、問題は両者の相性だ。ここでは「Arcserve Backup」との相性を検証した。
仮想マシンは長年ITインフラの中核を担ってきたが、クラウド時代を迎えてコンテナ技術が台頭し、これに取って代わろうとしている。この過渡期において、仮想マシンとコンテナが混在する環境の運用を合理化するための方法を探る。
デジタルファーストの世界が到来し、技術的なニーズが高まる一方、ITサービスとIT運用がサイロ化し、イノベーションの妨げになっているケースは少なくない。この問題を解消するための「3つのアプローチ」とは?
世界的な混乱によりビジネス環境が厳しさを増す中、企業が生き残るにはレジリエンスと事前対応力が重要になる。ITサービスと運用においても見直しが求められ、生成AIや自動化による組織運営の効率化が必要とされている。
近年、SaaS利用が加速する中、「誰がどのサービスを使っているのか不明」「退職者のアカウントが残っている」といった管理上の問題が顕在化している。そこで本資料では、SaaSのアカウント管理を効率的に行う方法を紹介する。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。