小企業、拠点向けにマルチコアCPU搭載のUTMアプライアンスを発売。20万円を切る価格ながら上位モデルと同等のUTM機能を備えるほか、3Gデータ通信にも対応した。
ソニックウォールは11月5日、小規模企業向けUTM(統合脅威管理)アプライアンス「SonicWALL NSA 240」を発表した。11月中旬より各代理店より販売開始する。同社の中〜大規模サイト向けマルチコアCPU搭載UTM「NSAシリーズ」を小規模サイト向けに最適化した製品で、ファイアウォール有効時のスループットは600Mbpsとなる。
NSA 240は、従業員数50〜100人の小中規模企業・支店向けのコンパクトなUTM製品。8コアまたは4コアCPUを搭載する上位モデルNSA 4500/NSA 3500と同様2コアのCPUを搭載している。小規模向けながらファイアウォールスループットが600Mbps、アンチウイルス機能有効時のスループットが115Mbps、UTM機能有効時のスループットが110Mbpsのパフォーマンスを実現する。機能面では、アプリケーションファイアウォール、アンチウイルスのほか、IPS(不正侵入防御)、パケットを精査するディープパケットインスペクションなど上位機と同等の機能を搭載する。
インタフェースはギガビットイーサネット(GbE)ポート×3、10/100Mbpsイーサネットポート×6、USBポート×2のほか、バックアップ回線用途の3Gデータ通信に利用するためのPCカードスロットを備える。OSには最新版のSonic OS Enhanced 5.1を採用した。
本体価格は初年度の保守費用込みで19万8000円(税別、2009年3月末までのキャンペーン価格)。
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