シンクライアント型の社内無線LANアクセスポイント「FortiAP-220B」を発表。FortiGateと連携すればセキュアな無線ネットワーク環境を低コストかつ容易に構築可能とする
フォーティネットジャパンは10月15日、IEEE 802.11n環境に対応したシンクライアント型の社内無線LANアクセスポイント「FortiAP-220B」を発表した。既存のUTM(統合脅威管理)製品「FortiGateシリーズ」と連携することでセキュアな社内無線ネットワーク環境を低コストで構築できるほか、新規顧客に対してもPoE(Power over Ethernet:イーサネット給電)対応のUTM「FortiGate-200B POE」などと組み合わせたソリューションとして提案する。
FortiGateシリーズは、国内で約6万台の導入実績があるUTMである。同社では、今後企業内でもiPadなどPC以外のモバイル機器を活用した接続需要が増加することを見越し、既存のFortiGateユーザーへ低価格かつ容易に構築できる無線環境を提供する。FortiAP-220Bと連携する際には、FortiGateを無線LANコントローラーとして活用する。また、FortiGate-200B POEと組み合わせれば、FortiGateから直接電源供給を受けることも可能となる。
「管理者は、使い慣れたFortiGateのプラットフォーム上で社内ネットワーク環境を管理できる。FortiGateと連携する利点として新規に無線専用コントローラーを用意する必要がなく工事費が削減できるなど、既存顧客に対して大きなコスト効果を提供できる」(同社)
新規ユーザーに対しては、FortiGate-200B POEのほか、PoE対応のスイッチと接続することで、IEEE 802.11nに標準対応した最大300Mbpsの接続環境を提供する。
参考価格は、FortiAP-220Bが初年度サポート料金(FortiCare)込みで11万9000円(税込み)。FortiGate-200B POEが同じくサポート料金込みで113万9000円(税込み)。導入時には、エカハウのサイトサーベイツールで事前にオフィスのネットワーク環境をテスト、プランニングすることで、各機器の必要設置台数を見積もり可能。
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