シトリックスはWAFの技術をL7スイッチング機能を持つNetScalerとハードウェア/OSを共用して連携することで、Webサイトに必要となる機能を統合的に実現している。
シトリックス・システムズ・ジャパン(以下、シトリックス)は、アプリケーションデリバリーコントローラー製品「Citrix NetScaler」(以下、NetScaler)をベースとしたWAF製品「Citrix NetScaler Application Firewall」(以下、NAF)を提供している。NetScalerは、Webアプリケーションの配信を高速化するアプライアンス製品であり、強力なレイヤー7(L7)スイッチング機能を特徴としている。WAF機能のみを提供するNAFに加えて、WAF機能が統合されたNetScalerを利用することで、Webサイトの運営者はWebサイトの運用・保護に必要な機能を統合的に実現できるという。
現在、こうしたL7スイッチングやロードバランシングとWAFの機能を1つのアプライアンスに統合していこうという動きが強まりつつある。シトリックスはこうしたトレンドをいち早く実現し、既に豊富な実績を積んでいることで市場をリードする存在となっている。
実際に同社では、NetScalerによるアプリケーションデリバリコントロール/L7スイッチングの機能とWAFによるセキュリティが統合されている点が評価される機会が増えているという。L7スイッチングで設定したアクセスポリシーとWAF設定が連動することで運用管理が統合的に行え、一貫したポリシーを適用可能としている。
セキュリティ運用管理の専門家が語る、失敗しないWAFの選び方
【WAF導入事例集】あなたのWebサイト、公開しても本当に大丈夫?
大手通販サイトが選んだWebセキュリティ! CitrixのWAF製品とは
【カタログ】Citrix NetScaler Webアプリケーションデリバリーソリューション
では、WAF機能について見ていこう。同社のWAFは、2005年に買収したTeros(テロス)の製品がベースとなっている。単体のWAF製品だったものを、買収後の製品開発の過程でNetScalerのOS上の機能として融合した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
今や誰もが入手可能となったフィッシングツール。そこにAIの悪用が加わり、フィッシング攻撃はますます巧妙化している。本資料では、20億件以上のフィッシングトランザクションから、フィッシング攻撃の動向や防御方法を解説する。
セキュリティ対策チームの57%が人材不足の影響を受けているといわれる昨今、インシデントや脆弱性への対応の遅れが、多くの企業で問題視されている。その対策として有効なのが「自動化」だが、どのように採り入れればよいのだろうか。
年々増加する標的型攻撃メール。この対策として標的型攻撃メール訓練を実施している企業は多い。こうした訓練では一般に開封率で効果を測るが、実は開封率だけでは訓練の効果を十分に評価できない。評価となるポイントは報告率だ。
従業員の情報セキュリティ教育は、サイバー攻撃や人的ミスによる情報漏えいから自社を守るためにも必要不可欠な取り組みだ。新入社員の教育を想定し、伝えるべき内容や伝える際のポイントを解説する。
2024年の情報漏えい事故の傾向では、攻撃者による大規模攻撃の他、社員や業務委託先のミス・内部犯行によるケースも多く見られた。インシデント別の要因と対策とともに、今後特に重要になるセキュリティ意識向上のポイントを解説する。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。