セキュアスカイ・テクノロジーは、自社開発の国産WAFをSaaS型で提供している。WAF導入の障害であった設定/運用の負担を減らし、特に運用コストを気にするユーザーから支持を集める。
セキュアスカイ・テクノロジー(SST)は、インターネットを「空のように世界をつなぐもの」と位置付け、インターネットに潜むセキュリティリスクを同社のセキュリティ技術によって排除することで、セキュリティリスクを心配せずに利用できるインターネット環境の実現(セキュリティリスクを雲にたとえて「晴れ渡った雲のない空」と呼ぶ)を理念に掲げている。
同社はもともと、Webアプリケーションのセキュリティ診断や運用などに強みを持つ企業だ。こうした業務で得られた独自のノウハウを生かしてWAFを開発、さらにその運用を代行する形でユーザー企業にSaaS(Software as a Service)型のWAF「Scutum(スキュータム)」を提供している。
【連載バックナンバー】Webサイトを保護する「WAF」製品紹介
セキュリティ運用管理の専門家が語る、失敗しないWAFの選び方
情報漏えい対策簡易マニュアル ― ウェブサイトの脆弱性対策とWAF導入の手引き
Scutumは、同社が確保したデータセンターにWAFのシステムを設置/運用している。Scutumを利用するユーザー企業はまず、DNS設定を変更し、自社のWebサイトへのアクセスがScutumに向かうように設定する。すると、WebアクセスはScutumでセキュリティチェックがされた上で本来のWebサイトに転送されてくる。つまり、Scutumの利用を開始するには、Webサイトのネットワーク設定などの必要情報を伝えるためのヒアリングシートを記入し、DNSの設定を変更するだけでよい。セキュアスカイ・テクノロジーが行うセンター側の準備は3営業日ほどで完了するいい、まさに思い立ったら即導入、といっても過言ではない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
今や誰もが入手可能となったフィッシングツール。そこにAIの悪用が加わり、フィッシング攻撃はますます巧妙化している。本資料では、20億件以上のフィッシングトランザクションから、フィッシング攻撃の動向や防御方法を解説する。
セキュリティ対策チームの57%が人材不足の影響を受けているといわれる昨今、インシデントや脆弱性への対応の遅れが、多くの企業で問題視されている。その対策として有効なのが「自動化」だが、どのように採り入れればよいのだろうか。
年々増加する標的型攻撃メール。この対策として標的型攻撃メール訓練を実施している企業は多い。こうした訓練では一般に開封率で効果を測るが、実は開封率だけでは訓練の効果を十分に評価できない。評価となるポイントは報告率だ。
従業員の情報セキュリティ教育は、サイバー攻撃や人的ミスによる情報漏えいから自社を守るためにも必要不可欠な取り組みだ。新入社員の教育を想定し、伝えるべき内容や伝える際のポイントを解説する。
2024年の情報漏えい事故の傾向では、攻撃者による大規模攻撃の他、社員や業務委託先のミス・内部犯行によるケースも多く見られた。インシデント別の要因と対策とともに、今後特に重要になるセキュリティ意識向上のポイントを解説する。
数分でデータを人質に 進化するランサムウェアに有効な「第2世代EDR」とは (2025/3/4)
クラウドサービスの脆弱性をどう解消する? 安全な開発環境を構築するヒント (2025/3/4)
「複雑、高額、難しい」を変える中堅・中小向けSASEのメリットを解説 (2025/2/10)
「Box」に移行してもなくならない「お守り仕事」を根本から効率化するには? (2025/1/23)
これからのセキュリティ対策に必要な「防御側の優位性」、AIはどう実現する? (2025/1/22)
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。