シマンテックは、エンドポイントセキュリティ製品の最新版について、販売パートナーらと共に中堅・中小企業向けの販売戦略などを語った。
シマンテックは6月21日、2011年後半に販売開始を予定しているエンドポイントセキュリティ製品「Symantec Endpoint Protection 12」(SEP 12)に関する説明会を開催。代表取締役社長の河村浩明氏らが、SEP 12の特徴と中堅・中小企業をターゲットにした販売戦略などを語った。
SEP 12は、同社が約3年の月日をかけて開発を行い、「防御力」「パフォーマンス」共に自信を持つ企業向けセキュリティ製品だ。説明会では、第三社機関の調査内容から、「他社製品と比較してウイルススキャン時間は最大70%短縮し、攻撃検知率は最大4倍の結果を得た」(システムエンジニアリング部 プリンシパルシステムエンジニア 藤田 平氏)などの特徴を紹介した。5月に公開したβ版を運用する販売パートナー(約25社)からはその数値に納得するという高評価を得たという。
河村氏は、昨今のセキュリティ脅威の現状として、2010年に配布したウイルス定義ファイルの数が1秒間に9件の割合になるなど脅威の数自体が増加していることや、特定の企業やシステムを標的にした悪質な攻撃手口が出現している点を説明。従来のシグネチャベースの保護では対応が困難なそうした脅威に対応するため、企業はSEP 12のような新しいセキュリティ技術を用いた製品が必要になると訴えた。
説明会には、中堅・中小企業向けの販売パートナーである大塚商会 専務 片倉一幸氏と、リコージャパン 専務 窪田大介氏も登壇し、オンプレミス型での提供に加え、コストメリットの高いクラウド型での提供にも力を入れていく戦略を語った。シマンテックでは、SEP 12とバックアップ&リカバリ製品「Symantec Sysyem Recovery」、SaaS型セキュリティ「Symantec.cloud」を中核とした“Symantec BCP(事業継続計画)ソリューション”としての提案も行ってく予定としている。
SEP 12の提供開始日は後日発表される予定。参考価格(税別)は新規購入で1ライセンス当たり9500円。
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