ツールキットを使って記録的な量の「独自」マルウェアサンプルが作成され、アンチウイルスプロバイダーの存在そのものを脅かしている。
かつては独自のマルウェアサンプル作成といえば、プログラミングとセキュリティシステムの両方の知識を要する時間のかかる作業だった。しかし今では、自動化によってマルウェア開発に革命がもたらされ、経験の浅い攻撃者でさえも難なくその作業をこなせるようになった。
シカゴで開かれた「2013(ISC)2 Security Congress」の講演において、米セキュリティプロバイダー、RSA NetWitnessの首席マルウェアサイエンティスト、クリストファー・エリザン氏は、記録的な量の「独自」マルウェアサンプル作成に使われている幾つかのツールをライブデモで紹介した。こうしたツールは、犯罪闇市場で高額取引されるマルウェアツールキットの数を増大させているだけでなく、アンチウイルス(AV)ベンダーの存在そのものを脅かしている。
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