数百万のウイルスを片手間で自動作成できる“極悪”ツールの危険度エクスプロイトキットがもたらしたマルウェア開発の革命

ツールキットを使って記録的な量の「独自」マルウェアサンプルが作成され、アンチウイルスプロバイダーの存在そのものを脅かしている。

2013年11月08日 08時00分 公開
[Brandan Blevins,TechTarget]

 かつては独自のマルウェアサンプル作成といえば、プログラミングとセキュリティシステムの両方の知識を要する時間のかかる作業だった。しかし今では、自動化によってマルウェア開発に革命がもたらされ、経験の浅い攻撃者でさえも難なくその作業をこなせるようになった。

 シカゴで開かれた「2013(ISC)2 Security Congress」の講演において、米セキュリティプロバイダー、RSA NetWitnessの首席マルウェアサイエンティスト、クリストファー・エリザン氏は、記録的な量の「独自」マルウェアサンプル作成に使われている幾つかのツールをライブデモで紹介した。こうしたツールは、犯罪闇市場で高額取引されるマルウェアツールキットの数を増大させているだけでなく、アンチウイルス(AV)ベンダーの存在そのものを脅かしている。

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...