犯罪が横行する“ダークネット”を合法利用する企業、しかし……ダークネット合法利用の可能性は?

未使用IPアドレスを利用するダークネットを活用する一般企業が現れた。合法的なツールも登場しつつあるが、ダークネットが犯罪の温床になっているという現実は変わらない。

2015年03月20日 08時00分 公開
[Warwick AshfordComputer Weekly]

 いわゆる「ダークネット」技術、つまり(インターネット上で未使用のはずのIPアドレス上にある)見えないレイヤーやプライベートネットワークには、業務のための合法的なセキュリティアプリケーションがあると、情報セキュリティ企業の英Digital Assuranceでディレクターを務めるグレッグ・ジョーンズ氏は指摘する。

 ダークネットは、違法な商品やサービスを取引する「闇市場」で犯罪行為に利用されているためメディアの注目を集める一方、一般企業の幹部もプライバシー保護のためにダークネットテクノロジーを利用することがあると、2015年1月にロンドンで開催されたサイバーセキュリティ関連のカンファレンス「NEDForum」で同氏は語った。

 「(ダークネットは)自由度が高く耐障害性もあるため、一般企業の幹部が社外から自社システムにアクセスする際にこの空間を利用することがある。一部国家の政府が行っている、通信の監視や諜報システムによる傍受から逃れられるからだ」とジョーンズ氏は説明する。

続きはComputer Weekly日本語版 3月18日号にて

本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。


ITmedia マーケティング新着記事

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...

news115.jpg

「TikTok禁止法案」に米大統領が署名 気になるこれからにまつわる5つの疑問
米連邦上院が、安全保障上の理由からTikTokの米国事業の売却を要求する法案を可決し、バ...

news077.jpg

「気候危機」に対する理解 日本は米国の3分の1
SDGsプロジェクトはTBWA HAKUHODOのマーケティング戦略組織である65dB TOKYOと共同で、「...