「ムーアの法則」が発表されてから50年。デスクトップ市場は縮小し、サーバ市場も先細りは確実。法則に従ってプロセッサ性能を向上させてきたIntelは、ビジネスモデルの転換を迫られている。
約50年前、米Intelの共同創業者であるゴードン・ムーア氏は、超小型電子技術が世界をどれだけ進化させるかを予測し、マイクロチップの性能は18カ月ごとに2倍になるとする「ムーアの法則」を発表した。そして今、Intelのビジネスモデルは脅威にさらされている。
本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 5月20日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。
なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。
コンシューマーやビジネスワーカーが、日常的に利用するコンピューティングデバイスとしてPCを選ぶ時代は過ぎ去った。従って現在のIntelは、サーバ部門が社内で最大のシェアを占める稼ぎ頭となっている。
ただしコモディティ化したx86ベースのPCサーバ市場では、データセンターの統合、仮想化、クラウドへの移行といった風潮からみて、需要は先細りの様相を示している。
この事態に立ち向かう施策として、Intelはエクサスケールコンピューティング、スーパーコンピューティング、カスタムシリコンダイなどの領域へ事業を拡大している。ただしこれらの領域はいずれも、特定のワークロード向けにハードウェアアーキテクチャを特化させなければならない。
IntelのWebサイトには、雑誌『Electronics』1965年4月19日号にムーアの法則を論じた記事が掲載されたことを記念するページが設けられている。そこに掲載されたビデオメッセージで、ムーア氏は次のように語りかけている。
本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。
■Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー
Computer Weekly日本語版 5月7日号:Nano Server投入に見るMSの思惑
Computer Weekly日本語版 4月15日:スマートウオッチの業務利用
Computer Weekly日本語版 4月1日号:実用化が進むバーチャルリアリティ
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
アドビが「10種類のAIエージェント」を発表 顧客体験はどう変わる?
アドビの年次イベント「Adobe Summit 2025」が開催された。初日の基調講演では、アドビの...
「ブランドは叩かれて強くなる」 ジャガーのCMOが語った炎上の乗り越え方
SXSWで開催された「Female Quotient」のイベントにおいて、Jaguar Land Roverの米国CMOは...
生成AI検索は売り上げにプラス? マイナス? 企業に求められる戦略転換
生成AIが主流になるこれからの検索で企業にはどのような姿勢が求められるのでしょうか。