十分に普及しているとはいえない「Windows 10 Mobile」だが、その管理機能は比較的充実している。標準のモバイルデバイス管理(MDM)機能について詳しく見ていこう。
IT管理者は「モバイルデバイス管理」(MDM)システムを利用すれば、Appleの「iOS」やGoogleの「Android」、Microsoftの「Windows」といった複数OSのモバイルデバイスを統合管理できる。モバイルOS「Windows 10 Mobile」を含め、Windows 10の全エディションは内部にMDM機能を組み込んでいる。
MDMシステムでは一般的に、専用サーバ(MDMサーバ)から特別な設定プロトコルを利用して、専用クライアントソフトウェア(MDMクライアント)を導入済みのモバイルデバイスへアクセスする。IT部門は、MDMサーバに会社のデバイスと従業員の私物デバイスの両方を登録して管理できる。Windows 10標準搭載のMDM機能に関する管理者の知識が深いほど、社内のWindows 10 Mobileデバイスをどう管理するかについて適切な判断ができる。
Windows 10のMDMクライアントは主に、デバイスの登録と管理という2つのコンポーネントから構成される。それぞれのコンポーネントは、専用のプロトコルでMDMクライアントとMDMサーバ間の接続を仲介する。さらにWindows 10のデバイス構成設定機能「構成サービスプロバイダー」(CSP)は、MDMクライアントからWindowsレジストリやOSファイルへのアクセスを可能にする。
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