「GDPR施行」に間に合わなかった企業が今やるべきこと現実的なGDPR対策を紹介(1/2 ページ)

一般データ保護規則(GDPR)の罰則は、これまでのどのデータプライバシー規制より厳しい。だが十分な対策ができている企業は、決して多数派ではない。

2018年06月06日 05時00分 公開
[Trevor JonesTechTarget]
画像

 2018年5月25日に施行された欧州連合(EU)の「一般データ保護規則」(GDPR)。対策は十分だろうか。施行日を過ぎたにもかかわらず、まだ対策が十分ではない企業には、良い知らせと悪い知らせがある。

 まずは悪い知らせから。GDPRは、これを順守しない中小規模の企業を廃業に追い込むほど罰則が厳しい。良い知らせというよりも、それほど悪くない知らせは、まだ十分な対策を済ませていない企業が他にもたくさんあることだ。

 例えばクラウドベンダーは「自社のサービスが、GDPRの要件に準拠するよう準備を整えている」と説明する。だが、そのサービスのユーザー企業が、コンプライアンス(法令順守)の責任から逃れられるわけではない。GDPRは事実上、EU域内に進出している全ての企業に影響することになる。

 GDPR順守に関して、確信を持てないままの企業は少なくない。そして規則を順守するためにかかる膨大な費用により、企業に大きな影響をもたらす可能性がある。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       1|2 次のページへ

譁ー逹€繝帙Ρ繧、繝医�繝シ繝代�

製品資料 株式会社AGEST

経営上のリスクに備える、脆弱性診断の目的や実践方法

サイバー攻撃による被害は、金銭的な損失だけでなく、信用の失墜や業務継続への支障といった経営上のリスクに直結する。このようなリスクへの備えとして有効なのが、「脆弱性診断」だ。脆弱性診断の目的や実践方法について解説する。

製品資料 東京エレクトロン デバイス株式会社

高度なエンドポイントセキュリティを実現、EDRの課題を解消するアプローチとは

昨今、組織のネットワーク外に分散したエンドポイントが、攻撃者にとって格好の標的になっている。このような中でエンドポイント保護の新たな形として期待を寄せられているのがEDRだ。しかし、運用が難しいなどの課題も多い。

製品資料 東京エレクトロン デバイス株式会社

セキュリティ最適化の鍵が「エンドポイント」と「認証情報」の保護である理由

サイバー攻撃が激化する中、防御側は限られたリソースで対策することに苦慮している。こうした状況において組織が優先すべきは、エンドポイントと認証情報の保護であり、これらの有効な防御手段として注目されているのが、XDRとITDRだ。

製品資料 LRM株式会社

セキュリティ教育の“目標設定/運用/教育頻度”の課題を一掃する方法とは?

昨今、セキュリティ教育の重要性が高まっている。しかし、効果を正確に測ることが難しく、目標設定や運用に悩むケースも少なくない。本資料では、担当者の負担を軽減しながら、このような問題を解消する方法を紹介する。

製品資料 LRM株式会社

マンネリ化しやすく効果測定も難しいセキュリティ教育、どうすれば改善できる?

情報セキュリティ対策では、従業員の意識を高めるための“教育”が重要となる。しかしセキュリティ教育は、効果の測定が難しく、マンネリ化もしやすいなど課題が多い。効果的なセキュリティ教育を、負荷を抑えて実現するには何が必要か。

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ

「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...