IoT機器が狙われる傾向
2018年1~3月に最も多かったDDoS攻撃は? CDNetworksが分析
DDoS攻撃対策サービスを提供するCDNetworksが、2018年1月~3月に防御したDDoS攻撃の分析レポートを発表した。最も多かった攻撃と、IoT機器に潜むリスクとは。
シーディーネットワークス・ジャパン(以下、CDNetworks)は2018年08月16日、セキュリティレポート「2018年第1四半期 DDoS攻撃の動向と今後の見通し」を発表した。レポートでは、DDoS(分散型サービス拒否)攻撃対策サービス「クラウド・セキュリティDDoS」で2018年1月~3月に防御した攻撃パターンを基に、DDoS攻撃のトレンドを分析した。
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IoTデバイスを狙うセキュリティの脅威
2018年1月~3月に多かったDDoS攻撃パターンは
CDNetworksによると、クラウド・セキュリティDDoSで防御したDDoS攻撃件数は362件で、2017年10~12月の262件より100件増加した。悪用されたプロトコル別で見ると、2018年1~3月ではTCPを悪用した攻撃が138件(全体の38.1%、小数点第2位で四捨五入)、UDP、TCP、HTTP、ICMP、IPの中から複数のプロトコルを悪用した攻撃が139件(38.4%、同)と多かったという(図1)。
DDoS攻撃のタイプ別に見ると、「SYNフラッド攻撃」が全ての攻撃のうち42%(小数点第1位で四捨五入、以下同じ)と最も多かった。SYNフラッド攻撃はTCPプロトコルを悪用した攻撃の一種で、コネクション(論理的な回線)の確立に必要なSYNパケットを連続して送信し、サービス拒否を引き起こす。続いてパケットを大量に送りネットワークリソースを枯渇させる「ICMPフラッド攻撃」(20%)や「UDPフラッド攻撃」(14%)の比率が高かった(図2)。
SYNフラッド攻撃は2017年10~12月の156件より52件増加して208件になったが、比較的比率が高いICMPフラッド攻撃は31件、UDPフラッド攻撃の発生件数は122件減少した。
SSDPやNTPなど過去に悪用されたプロトコルを使用したシステムには、一般的には脆弱(ぜいじゃく)性を修正するパッチが配布されている。しかし依然としてパッチ適用をはじめとするセキュリティ対策が進んでいないとCDNetworksは指摘する。数の多い一般家庭用のルーターやネットワークカメラといった、各種IoT(モノのインターネット)機器の脆弱性対策が遅れていることも最近の課題だ。攻撃者の間で、こうした脆弱なIoT機器をDDoS攻撃に悪用する動きがしばらく続くと、同社は予想している。
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