「Mirai」亜種、「Wicked」ボットネットはどのようにIoTデバイスを狙うのか脆弱性のある監視カメラやルーターが標的に

「Wicked」ボットネットはマルウェア「Mirai」の新たな亜種だ。脆弱なIoTデバイスを標的にして、既存の複数の脆弱性を悪用する。「Owari」「Sora」「Omni」など、他の亜種との関係性は。

2018年08月07日 05時00分 公開
[Madelyn BaconTechTarget]
画像

 研究者が、「Mirai」ボットネットのもう1つの亜種を発見した。だが、この亜種は以前のボットネットとは性質が異なる。

 「Wicked」ボットネット。作成者のハンドルネームにちなんで、このボットネットをそう呼んでいる。これは少なくとも3つの脆弱性を悪用して、パッチを適用していないIoTデバイスを標的にする。カリフォルニア州サニーベールを拠点とするFortinetのFortiGuard Labsで研究員を務めるロンメル・ホーベン氏とケニー・ヤン氏がこのWickedボットネットを発見し、他の既知のボットネットとの類似性を分析した。

IoTデバイスが標的に

 ホーベン氏とヤン氏はその分析の中で、次のように述べている。

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...