スマートフォンならではの危険性に備える モバイル脅威防御(MTD)ツールとは何かセキュリティ戦略の要に

IT部門は、モバイルユーザーを考慮してセキュリティ計画を作成する必要がある。不正なアプリケーションやデバイスの盗難がモバイルセキュリティの大きな問題だが、IT部門は適切な計画により、こうした脅威に対処できる。

2019年03月12日 05時00分 公開
[John PowersTechTarget]

 管理するエンドポイントにモバイルデバイスが含まれる組織は、モバイル関連の問題への対応を想定して、セキュリティ計画全体を作成すべきだ。

 モバイルセキュリティ戦略は、一般的なエンドポイントセキュリティ計画とは異なる。モバイルデバイスは固有の脅威に直面するからだ。サイズが小さいため、モバイルデバイスはノートPCよりはるかに紛失しやすい。悪意あるモバイルアプリケーションが連絡先や電子メールなどの情報にアクセスできてしまう恐れがあるという問題もある。こうした脅威に加え、モバイルデバイスは大抵、出先で使われるため、リモートアクセス固有のセキュリティ脅威が降りかかることもある。その1つが、ユーザーが安全でないネットワークに接続することだ。

 こうしたモバイル固有のセキュリティ問題に対処するには、IT部門は、モバイルワーカーがリソースに安全にアクセスできるようにする戦略を策定する必要がある。優れたモバイルセキュリティ戦略には、ユーザー体験を損なわないツールと最適な手順が含まれる。

モバイル脅威防御(MTD)ツールの活用

ITmedia マーケティング新着記事

news112.jpg

「インクルーシブマーケティング」実践のポイントは? ネオマーケティングが支援サービスを提供
ネオマーケティングは、インクルーシブマーケティングの実践に向けたサービスを開始した...

news135.jpg

Xが新規アカウントに課金するとユーザーはどれほど影響を受ける? そしてそれは本当にbot対策になるのか?
Xが新規利用者を対象に、課金制を導入する方針を表明した。botの排除が目的だというが、...

news095.jpg

Googleの次世代AIモデル「Gemini 1.5」を統合 コカ・コーラやロレアルにも信頼される「WPP Open」とは?
世界最大級の広告会社であるWPPはGoogle Cloudと協業を開始した。キャンペーンの最適化、...