モバイル脅威の情勢は多様化し続けている。そのため、IT部門は常に先手を打とうと戦っている。その鍵となるかもしれないのはAI(人工知能)だ。
現状、企業システムでデータ侵害を検知してから修復を終えるまでの平均時間は3〜6カ月だという。データセキュリティの観点では、この期間は容認できない。その間、大半の企業は復元できなくなるほど多くの情報を失う恐れがあるためだ。
今後のモバイルセキュリティシステムでは、クラウドベースのサービスとしてAI(人工知能)が提供され、ほとんどのセキュリティ侵害の検知、修復、防止を強化するだろう。AIであれば、特定の部署にインストールした1つのデバイスだけでなく、大量のデバイスを監視してそこから学ぶことができる。学んだことを対応可能な知見(インテリジェンス)に変え、個別のユーザーやデバイスのレベルでブロックして修復できる。こうした機能は、モバイルワーカーを保護するのに不可欠になるだろう。
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