EMMのセキュリティを高める「モバイル脅威防御」(MTD) 主要製品や機能を紹介AI技術を取り入れた脅威対策

「モバイル脅威防御」(MTD)はモバイルデバイス管理で一歩先を行くための手法だ。今後導入が広がると予想されるMTD製品とEMM製品を連携させたセキュリティ対策について解説する。

2018年12月26日 05時00分 公開
[Robert SheldonTechTarget]
画像

 モバイルセキュリティ戦略では、潜在的な脅威を幅広く考慮しなければならない。「エンタープライズモビリティー管理」(EMM)製品だけでは対処しきれないものがほとんだ。IT管理者は、モバイル脅威防御(MTD)製品をEMM製品と組み合わせたモバイルデバイス管理を取り入れる必要がある。

 モバイルデバイスのセキュリティリスクが広がり続けることに合わせ、MTDの重要性はかつてなく高まっている。

 EMM製品はデバイス管理とポリシーの適用にその役割の重点を置いている一方、MTD製品はデバイスにおいてサイバー攻撃への対策を施す役割を持つ。MTD製品は機械学習アルゴリズムなどの人工知能(AI)技術を組み込んで、潜在的な脅威を正確に検知してそれに対処する。

 本稿では、MTD製品の基本的な機能の他、代表的な製品として「Check Point SandBlast Mobile」(SandBlast Mobile)、「Zimperium zIPS」「Symantec Endpoint Protection Mobile」(SEP Mobile)を紹介する。

MTD製品に備わる機能

ITmedia マーケティング新着記事

news079.jpg

狙うは「銀髪経済」 中国でアクティブシニア事業を展開する企業とマイクロアドが合弁会社を設立
マイクロアドは中国の上海東犁と合弁会社を設立。中国ビジネスの拡大を狙う日本企業のプ...

news068.jpg

社会人1年目と2年目の意識調査2024 「出世したいと思わない」社会人1年生は44%、2年生は53%
ソニー生命保険が毎年実施している「社会人1年目と2年目の意識調査」の2024年版の結果です。

news202.jpg

KARTEに欲しい機能をAIの支援の下で開発 プレイドが「KARTE Craft」の一般提供を開始
サーバレスでKARTEに欲しい機能を、AIの支援の下で開発できる。