犯罪の巣窟「ダークWeb」をセキュリティ監視ツールに変える方法ハッカーのチャットを監視するようなもの

犯罪の温床になることもある「ダークWeb」が、セキュリティ監視の有効な手段になり得るという。それはどういうことなのか。

2019年04月01日 05時00分 公開
[Nick LewisTechTarget]
画像

 「ダークWeb」は、通常の検索エンジンからはアクセスできない「ディープWeb」に潜む小さな部分で、アクセスするには特別なソフトウェアやWebブラウザが必要になる。そのため企業のセキュリティポリシーでは考慮されないこともある。結果、ダークWebが大量のサイバー犯罪の温床になっている。

 顧客データベースが売買されるといった多くの脅威が、ダークWebでの活動を基に見つかっている。大企業は脅威を見つけるために、ダークWebの監視を検討すべきだろうか。検討すべきだとしたら、人手による分析か自動スキャンのどちらを利用すべきだろうか。

 ダークWebの監視には相応の技術を要するが、これまでの攻撃手法や傾向などの脅威情報である「脅威インテリジェンス」(スレットインテリジェンス、セキュリティインテリジェンス)を集めるための貴重な手段になる。

ダークWebがもたらす本当の価値

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news129.jpg

「ドメインリスト貸し」は何がマズい? サイトの評判の不正使用について解説
「サイトの評判の不正使用」について理解し、正しい対策が取れるにしましょう。

news046.jpg

代理店にもAIにも「丸投げ」はダメ 成果報酬型マーケティングを成功させるポイントは?
「成果報酬型マーケティング」を実現する上でインターネット広告業界が直面する課題とは...

news186.jpg

YouTubeやTikTokの利用時間、20代以下ではテレビを圧倒 どれだけ差がついた?
YouTubeやTikTokでのコンテンツ視聴は購買行動に関係しているのか。PRIZMAが10代から30代...