「Microsoft Managed Desktop」は、「Windows」の更新や監視、セキュリティ対策など、ユーザー企業のPC管理作業をMicrosoftが担うサービスだ。利用するには、どのような条件を満たす必要があるのか。
複数のPCベンダーが、PCのサブスクリプションサービス「PCaaS」(PC as a Service)を提供している。PCaaSは、PCの導入や管理の負荷軽減を支援する。
厳密にはPCaaSではないものの、MicrosoftはPCaaSに関連するサービスを手掛ける。「Microsoft Managed Desktop」というPCライフサイクル管理サービスがそれだ。Microsoft Managed Desktopには、幾つかの利用条件があることに注意が必要となる。Microsoft Managed Desktopの特徴と、利用条件を説明する。
Microsoft Managed Desktopは、MicrosoftのクライアントOS「Windows 10」または「Windows 11」のビジネス利用向けエディションである、「Enterprise」「Pro」「Pro Workstation」を実行するPCのライフサイクル管理を支援する。ユーザー企業は管理対象PCとして、Microsoft製のPCまたはDell TechnologiesとHP、Lenovoが提供するMicrosoft認定デバイスから選択できる。
企業がMicrosoft Managed Desktopを利用するには、Microsoftのオフィスイート「Microsoft 365」の企業向けプラン(「Microsoft 365 E3」など)と、Microsoftのデバイス管理サービス「Microsoft Intune」のライセンスが必要だ。Microsoft Managed Desktopを利用する全てのエンドユーザーのアカウントが、以下のどちらかの状態になっている必要もある。
#MicrosoftのID・アクセス管理サービス「Azure Active Directory」で管理できる状態になっている。
#MicrosoftのオンプレミスのID・アクセス管理システム「Active Directory」に加えて、Active DirectoryとAzure Active Directoryのデータを同期するサービス「Azure AD Connect」を使い、ネットワークを通してアカウント情報の同期が取れる状態になっている。
Microsoft Managed Desktopには「Plan 1」「Plan 2」という2つのプランがある。どちらのプランでもMicrosoftのクライアントOS「Windows」、オフィススイート「Microsoft Office」の最新機能が利用できる。Plan 2は、デバイスの構成やセキュリティに関する機能がPlan 1よりも幅広く利用可能だ。
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