Lenovoは「ThinkPad」や「ThinkCentre」などの同社製デバイスのサブスクリプションサービスとして、PCaaS「Lenovo Device as a Service」を提供している。その中身とは。
PCベンダーはPCのサブスクリプションサービス「PCaaS」(PC as a Service)を提供し、PC管理の負荷を軽減している。LenovoはPCaaSを提供するベンダーの一つだ。本稿は、同社のPCaaSを詳しく説明する。
LenovoのPCaaS「Lenovo Device as a Service」は、同社のノートPC「ThinkPad」やデスクトップPCの「ThinkCentre」を事前構成済みで利用可能にする。ライフサイクル管理やセキュリティ対策など、PC管理に必要な作業も同社が代行する。Lenovo Device as a Serviceには、以下の特徴がある。
Lenovo Device as a Serviceは「Simplify」「Accelerate」「Transform」という3つのプランを用意している。各プランはデバイスの台数ではなく、機能で分かれている。Simplifyには、Lenovoのセキュリティ製品群「ThinkShield」やプレミアサポート、ハードウェア/データの安全な撤去などを含む。AccelerateにはSimplifyの内容に加えて、BIOSのカスタム設定やハードウェア/ソフトウェアの資産管理が追加。MicrosoftのWindowsデプロイ支援ツール「Windows Autopilot」へのデバイス設定やエンドユーザー情報などの登録といったサービスも加わる。
TransformはAccelerateの内容に加えて、統合エンドポイント管理や不注意による損傷からの保護など、Lenovoが提供するさまざまなオプションサービスを任意で組み合わせることができる。プランは全て月額の定額課金で、初期利用料金はかからない。
第7回はPCaaSの関連サービスとして、MicrosoftのPCライフサイクル管理サービス「Microsoft Managed Desktop」を取り上げる。
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