NortonLifeLockはAvast Softwareと合併し、社名をGen Digitalに改めた。消費者向けセキュリティ製品の“巨人”ブランドを集約したGenは、何を目指すのか。
消費者向けセキュリティ製品を提供するNortonLifeLock(旧Symantec)は2022年9月、競合企業Avast Softwareと合併。同年11月に社名をGen Digital(以下、Gen)にしたと発表した。新生Genは何を目指すのか。
Genは、消費者向けセキュリティブランド「Norton」「LifeLock」「ReputationDefender」「Avast」「Avira」「AVG」「CCleaner」を束ねる。本社は米国(アリゾナ州テンピ)とチェコ(プラハ)に置く。
「世界中で50億人がオンラインでつながっており、デジタル技術は私たちの生活に欠かせない」。Gen最高経営責任者(CEO)のビンセント・ピレット氏は、こう述べる。
ピレット氏は2019年、当時はSymantecだったNortonLifeLockに入社し、今回Genの経営トップに就任した。Genは「デジタル世代を保護してきた伝統」を生かして、新たなセキュリティを提供していくと同氏は説明する。
合併前のAvast SoftwareのCEOで、Genのプレジデントを務めるオンドレイ・ブルチェク氏は、「仕事や勉強、銀行の手続き、買い物、連絡手段など、生活のさまざまな部分がデジタル化している」と語る。デジタル技術の進化は、消費者に大きな利便性をもたらす一方、新たな脅威も生み出しているとブルチェク氏は指摘。「Genは情熱と専門知識を結集して、消費者を新型の脅威から守るための製品開発に注力する」と話す。
後編は、NortonLifeLockによるAvast Softwareの吸収合併を巡るセキュリティ専門家の見解を紹介する。
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