クラウドコンピューティングは、ソフトウェアやハードウェア、データベース、サーバなどの各種リソースをインターネット経由で提供するサービス全般を指す。クラウドコンピューティングの目的は、必要なときに必要な分だけリソースを利用してシステムを構築可能にすることにある。(続きはページの末尾にあります)
クラウド資格を取っても年収が上がらない――。約7割のエンジニアが陥る「キャリアの壁」の正体とは。高年収層だけが持つ“真のコアスキル”と、企業ニーズが高い「稼げる穴場言語」を解き明かす。
膨大なトラフィックが押し寄せる大規模イベントでは、ITインフラの突発的な「火消し作業」がたびたび発生する。ケンタッキーダービーを運営するCDIはいかにしてこの窮地を脱し、強固なシステムを構築したのか。
旧態依然としたレガシーネットワークを使い続けると、技術的制約がセキュリティリスクを高めるだけではなく、現代のビジネスに不可欠なツール活用の足を引っ張る要因になる。企業にもたらす「目に見えない損失」とは。
VMware製品の価格改定は、企業に深刻な打撃を与えた。しかし焦って「脱VMware」を進めると、運用リスクと現場の疲弊を招く恐れがある。JRAのVCF活用事例から最適解を探る。
SAPのECCサポート終了が2027年に迫っている。既にSAP S/4HANA Cloudへの移行を進め、システムの刷新を成功させた企業は具体的に何に悩み、何を選んだのか。
慣れ親しんだ「C」「C++」への依存は、メモリ脆弱性による重大な事故リスクを抱え続けることと同義だ。レガシー言語の延命は優秀な人材の離脱も招く。学習の代償を払ってでも「Rust」に移行すべき決定的理由とは。
平均年収1500万円超を叩き出すインフラエンジニア。彼らが共通して持つ武器とは何か。旺盛な需要を背景に、キャリアの分岐点となる必須資格と、数値化できない決定的なスキルを詳説する。
アジリティーとコスト効率の「理想郷」とされたクラウドに、今、異変が起きている。DiscordやXなどの世界的企業が相次いで決断した「オンプレミス回帰」の舞台裏と、戦略的離脱がもたらす驚愕の成果を詳説する。
無停止を貫く「にゃんこ大戦争」は、いかにしてAWSからGoogle Cloudへの巨大インフラ移行を成功させたのか。欧州の“お堅い銀行”が相次いでGoogle Cloudを導入する理由と共に、技術的負債を断つインフラ最適化の真髄に迫る。
運用やコストの効率性を求めてクラウドサービスへの移行の動きが拡大する中で、クラウド万能の神話は揺らいでいる。一部の企業はクラウドサービスからオンプレミスへの回帰を選んでいる。その例をまとめた。
BroadcomによるVMware買収を受け、さまざまな企業がVMwareからの移行を検討している。Nutanixは2025年5月に開催したイベントにVMware製品から移行したユーザー企業を招き、座談会を実施した。
Nutanixは、VMware製品から自社の製品に移行した組織をイベントに招き、座談会を実施した。各組織はどのような課題を抱えていたのか。
VMware製品のライセンス変更に伴い、一部の企業は仮想化基盤の移行を検討している。データセンター事業者のContinent 8 TechnologiesはVMware製品からNutanix製品へ移行した。理由は何か。
英国政府は、OracleとIBMをパートナーに、複数の政府機関で共通のITサービスを提供する「シナジープログラム」を開始。10年間で7億1000万ポンドを投じ、政府業務の効率化とコスト削減を目指す。
シンガポールの交通サービス事業者SBS TransitがNutanixの製品群を採用した。ITインフラで利用する製品を選ぶには慎重な決断が求められるが、同社がNutanixを採用した理由とは。
オンプレミスからクラウドサービスにインフラや基幹システムを移行する企業は、何を目指し、どのような効果を期待しているのか。三重県、ニッセイ・ウェルス生命保険、建設会社の前田道路などのクラウド移行事例を紹介する。
小売業者Ocadoは複数のクラウドサービスを駆使することで、“オンプレミスだけ”ではできなかった、自社の要望に沿ったシステム運用ができるようになった。オンプレミスとクラウドサービスを併用する仕組みとは。
英国の鉄道事業者とロンドン動物学会は人工知能(AI)技術を活用した生物多様性の改善に取り組んでいる。AI技術を活用するにはデータと機械学習モデルが必要だ。どう用意したのか。
英国歳入関税庁が、メインフレームからクラウドサービスに移行するために投資を決断した。投資額は15カ月間で440万ポンドにもなる。なぜ英国政府はクラウド移行を急ぐのか。
英国では生物種が1970年から19%減っているという報告がある。生物多様性を改善するため、英国の鉄道事業者はロンドン動物学会と共に、線路付近の動物のモニタリングに取り組んでいる。
クラウドコンピューティングは、プライベートクラウドとパブリッククラウドに分けることができる。プライベートクラウドはインターネットを経由して、そのユーザー専用のサーバやネットワークのリソースを提供することを指す。パブリッククラウドはインターネットを経由して、さまざまなユーザーが共有するインフラを使ってクラウドサービスを提供することを指す。
クラウドコンピューティングは、ユーザーのクライアント端末から遠隔地にある物理サーバやデータベース、アプリケーションへの接続を、インターネット経由で可能にする。
クラウドコンピューティングは、仮想化技術とインフラ管理の自動化技術に依存している。仮想化によって、物理サーバやデータベースをユーザーが必要に応じて利用できるリソースとして抽象化し、クラウドサービスとして提供できるようになる。インフラ管理の自動化技術によって、クラウドベンダーは大規模なデータセンターの運営ができるようになる。
クラウドサービスは、主にIaaS(Infrastructure as a Service)とPaaS(Platform as a Service)、SaaS(Software as a Service)の3種類に分類できる。
IaaSは、仮想サーバ(VM)やストレージなど、アプリケーションのインフラを提供するクラウドサービスを指す。ユーザーは利用料金を支払うことで、一定のスペックのVMやストレージを必要に応じて起動したり、停止したりできる。ユーザーは遠隔地にあるデータセンターのような感覚でサービスを利用する。
IaaSベンダーはユーザーのさまざまな需要に応じるために、VMの種類を複数用意している。これらのVMは、種類によってCPUの性能やGPUの搭載の有無、メモリ容量などが異なる。代表的なIaaSベンダーとして、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft、Googleなどが挙げられる。
PaaSは、ミドルウェアやアプリケーション開発ツールとして提供されるクラウドサービスを指す。ユーザーはインターネット経由でこれらのツールを利用し、アプリケーションを開発したり運用したりできる。大抵のPaaSベンダーは、開発したアプリケーションのホスティングサービスも提供する。主なPaaSとして、Salesforceのアプリケーション開発ツール群「Lightning Platform」やAWSのアプリケーション管理・デプロイツール「AWS Elastic Beanstalk」、Googleのアプリケーション開発・実行ツール「App Engine」などがある。
SaaSは、ソフトウェアをサービスとして提供するクラウドサービスを指す。ユーザーは、インターネットが使えるPCやモバイル端末を通して、どこからでもSaaSを利用できる。主なSaaSには、Microsoftの「Microsoft 365」やGoogleの「Google Workspace」といったクラウドオフィススイートが挙げられる。
プライベートクラウドは、クラウドベンダーやユーザー企業が構築したクラウドインフラのリソースを、特定の組織が占有する利用形態だ。プライベートクラウドはクラウドサービスの利便性と、オンプレミスインフラのセキュリティの堅固さや制御しやすさを両立させる。プライベートクラウドを構築するための技術を提供する代表的なベンダーとして、VMwareやRed Hatなどがある。