2008年10月24日 07時30分 UPDATE
特集/連載

ステークホルダー別目的を見極めるなぜパフォーマンステストを行うのか

パフォーマンステストを依頼する担当者は、自分たちが何を知りたいのかをまるで分かっていないことが多い。

[Scott Barber,TechTarget]

 至ってシンプルな質問をタイトルにしてみた。答えもごくシンプルにまとめられる。

 「さまざまな条件の下でさまざまなパフォーマンス特性を判定、評価するため」

 だが、実際にテストを行うに当たっては、「どのパフォーマンス特性にどのステークホルダーがどのような理由で関心を持つか」まで踏み込んで理解していなければ、この答えはほとんど意味を成さない。しかも困ったことに、大抵の場合、われわれベンダーにパフォーマンステストを依頼する担当者は、自分たちが何を知りたいのか、また、われわれが何を適切に提供できるのかをまるで分かっていない。さらに、こうした担当者は、テスト結果の利用目的が、われわれがどのテストを行うか、それらをどのように設計するかを大きく左右することを理解していない。

 わたしの経験では、ステークホルダーにパフォーマンステストの実施目的を尋ねると、3つの答えのどれかが返ってくるのが通例だ。


  • あなたはパフォーマンステスターなのだから、こちらこそ目的を教えてほしい
  • 本番運用でどれだけのユーザー、注文、顧客に対応できるか知りたい
  • システムが十分な速度で動くことを確認したい

 もちろん、1つ目の答えは、冒頭のわたしの答えと同様に意味を成さないが、ほかの2つで挙げられていることも実際には不可能だ。パフォーマンステストの際に、これらを信頼できるレベルで行えるだけのデータや機器が使えることはほとんどないからだ。しかし、「ほとんど意味を成さない」と「実際上不可能」の間に、パフォーマンステストの多様な目的がある。そもそもそうした有意義で実現可能な目的(ステークホルダーがそれらを最初から意識していてくれればいいのだが)がなければ、われわれはパフォーマンステストを行っていないだろう。

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news018.jpg

人工知能がPRコンテンツを自動制作、ベクトルとデータセクションがツールを共同開発
ベクトルは、人工知能(AI)でPRコンテンツの制作をサポートするツール「AI-PR」の開発を...

news005.jpg

「Mastodonマーケティング」を叫ぶ日は来るのか?
話題の新SNSにスマホゲーム国内市場規模、企業のIT支出の動向、中国人消費者のライフスタ...

news073.jpg

インテージとプレイドが連携、オフライン購買履歴から「価値観」を推定してWeb接客
インテージは、同社が提供する小売業向け生活者の見える化ソリューション「Genometrics(...