レイアウト設定やプログラム生成支援などの機能を強化し、ユーザビリティと開発の生産性を向上させた。
住友電工情報システムは11月10日、ユーザーインタフェースを刷新したJava開発フレームワーク「楽々FrameworkII バージョン5.0」を発表、提供を開始した。
楽々FrameworkIIは、業務系Webシステムの開発期間とコストの削減を実現するJava開発フレームワーク。業務コンポーネントを利用して、プログラミングを行わずに業務処理の大部分を稼働させることができる。同社によると、プログラム設計工数を従来の3分の1にまで圧縮できるという。
また、データベースの設計が完了した後、すぐに試作プログラムを自動生成して稼働させることができるため、Javaのみでシステムを構築した場合に比べてプログラム開発時間を10分の1に短縮可能。さらに、ワークフローや全文検索などの機能部品が提供され、短期間での大規模基幹システムの構築を支援する。
今回の新版では、プログラムウィザードなど開発入門者向け機能の強化に加えて、業務画面の色調などのテンプレートであるデザインテーマ設定やレイアウト保持機能といった、システム利用者にとって使いやすい機能も強化し、開発部門、利用部門ともにユーザビリティを向上させた。
今回デザインテーマには、ユーザーから要望の多かったタブ形式メニュー表示の「Round-Blue」などの新デザイン2種類が追加され、全6種類の中から選択できる。
また、実現したい機能や画面配置イメージを手順に従って選ぶだけで自動的に最適なプログラム部品が選択され、プログラムを生成できる「プログラムウィザード」機能を実装し、開発の生産性と品質向上の両立を支援する。
さらに、システムの利用者ごとにレイアウトを設定できる「マイレイアウト」機能に、業務画面上の不要項目の非表示や必要項目の再表示などを設定する「ダイナミック・プレゼンテーション」機能が追加された。そのほか、データの型や範囲などの簡単な入力エラーチェックをブラウザ側で実行する機能も追加。サーバの負担を抑制し、ブラウザ応答時間の短縮を可能にした。
動作環境はWindows Server、Linux、SolarisなどのサーバOS、IBM WebSphere Application Server、Oracle Application Server、BEA WebLogic Serverなどの主要なアプリケーションサーバ、OracleやIBM DB2、PostgreSQL、MySQL、Microsoft SQL Serverなどの主要なデータベースなどに対応。クライアントとしてInternet Explorer、Netscape Navigator、FirefoxなどのWebブラウザを利用。ライセンスの販売価格は、開発サーバ(Windows、Linux)が300万円(税別、以下同)から、実行サーバ(Windows、Linux)が100万円から。
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