2014年03月28日 08時00分 UPDATE
特集/連載

Windows Phoneは第三勢力になり得るか?BlackBerryの没落で浮上したWindows Phone

将来性のないBlackBerryからの移行先として、社内システムとの親和性が高いWindows Phoneが脚光を浴びている。iPhoneとAndroid端末の2強状態の中で、Windows Phoneが一定のシェアを獲得するのか?

[Caroline Baldwin,Computer Weekly]

関連キーワード

Windows Phone 8 | Windows 8 | iPad | ERP | Exchange | iPhone | iOS | SQL Server


Computer Weekly

 カナダのBlackBerryが、スマートフォン市場での巻き返しを図る試みとして、BlackBerry 10 OSとスマートフォンのフラッグシップ2機種、Z10およびQWERTY Q10(従来スタイルであるキーボード付きモデル)を市場に投入してから1年がたった。

Computer Weekly日本語版 3月19日号無料ダウンロード

0319_120.jpg

本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 3月19日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。

なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。


 これらの端末はBlackBerry 10 OSベースで動作は安定しており、企業ユーザーにはセキュリティ製品であるBlackBerry Enterprise Server 10も興味深い。それでも市場はおおむね、2機種とも発売時期が遅い割に機能も乏しく、コンシューマーにとっても企業ユーザーにとっても今一つ魅力に欠けるという見方で一致している。

 BlackBerryの最新の業績を見ると、営業損失が44億ドル、売り上げが前年比56%減と、財政的な危機にひんしていることが分かる。

上り調子のWindows

 スマートフォン市場ではBlackBerryがほぼ脱落し、勝ち残ったのは米AppleのiPhoneと米GoogleのAndroidのようだ。一方Computer Weeklyは、BlackBerryの契約が満了したタイミングでWindows Phoneに切り替える計画を立てているCIOが増えていると聞き、そんなCIOの何人かに話を聞いた。

 イギリスの国立博物館を横断する組織の1つ、Science Museum GroupでICT(情報通信技術)部門の責任者を務めるジュリアン・ペイン氏は、所属部署で近日中にWindows Phoneの利用を開始する計画を立てている。ペイン氏によると、Windows Phoneは彼の部署のデスクトップ戦略によりよく適応している。

 「私の部署で使っていたBlackBerry端末の利用契約が終了すると分かって、あらゆる選択肢を検討した。その結果、費用対効果が最も高いのはWindows Phoneだった」とペイン氏は語る。

 イギリスのイベント企画会社NEC GroupでIT部門の責任者を務めるアンドリュー・マクマナス氏は、2014年春にBlackBerryからWindows Phoneに切り替える予定だという。マクマナス氏が勤務するNECはBlackBerry端末を250台所有していたが、同氏はこれをフィンランドのNokia製スマートフォン、Lumia 625とLumia 925でリプレースしたいと考えている。

 「今はWindowsベースのデバイスがより魅力的だ」と同氏は語る。「バックエンドのMicrosoft製品ベースのシステムにシームレスに接続できる。タブレットの画面のデザインは極めてiPadに似ている上に、Exchangeや従来の社内システム、すなわちERPにもアクセスできる。おまけに、現在人気があるタブレットのさまざまな機能も使える」と同氏は付け加える。

 「価格面から考えてもやはり魅力的だ。だとすれば、その選択肢を選ばない手はない」(同氏)

 NECは通信事業者英Vodafoneとの契約が終了したタイミングで、別の通信事業者英EEとの契約に切り替えた。以前、BlackBerryのアップグレードに対応するためにNEC社内のサーバまでアップグレードせざるを得なかった経験があるので、それに比べればWindows Phoneへの移行ははるかに安上がりで済むとマクマナス氏は話す。

 また同氏は、これまでNEC社内で使用していたiPadをWindows 8ベースのタブレットでリプレースする計画もあると教えてくれた。

 「Windowsで実現したかったのは、社内システムのユーザー全員がリアルタイムでデータにアクセスできるようにすることだ。そうすれば、イベントマネジャーは担当しているショウの状況を常にもれなく把握できる。データへのアクセスなら、iOSでもある程度はできる。ただし、SQL Serverに収められているデータを利用する部分で急にハードルが高くなる」とマクマナス氏は語る。

 「最終的には社内で使うタブレットは全てWindowsに切り替えることになるだろう」(同氏)

より魅力的な選択肢

続きはComputer Weekly日本語版 3月19日号にて

0319_120.jpg

本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。


Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー

Computer Weekly日本語版 3月5日号:サーバ市場を揺るがすIBM+Lenovo連合

Computer Weekly日本語版 2月19日号:次世代ホットスポット「NGH」徹底解説

Computer Weekly日本語版 2月5日号:仮想化コストを増大させる勘違い


この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news021.jpg

選挙の情報収集手段 10代はインターネットが7割、主婦はテレビが8割超
投票だよ、おっ母さん。わが国、そして世界のそこかしこで政治の季節を迎えつつある昨今...

news108.jpg

マーケティングオートメーション「ListFinder」、セミナー管理機能を追加
イノベーションは、B2Bに特化したマーケティングオートメーションツール「ListFinder」に...

news039.jpg

「MovableType.net」が追加費用なしで常時SSL化に対応
シックス・アパートは2016年6月23日、「MovableType.net」においてWebサイトの常時SSL化...