2017年06月12日 08時00分 UPDATE
特集/連載

OpenShiftとの統合も強化分散ファイルシステム「GlusterFS」の高速化と自己修復機能強化

Red Hatが、同社の分散ファイルシステムを機能強化して実用度を高めた。メタデータキャッシュやコンテナでの展開などの新機能を紹介する。

[Antony Adshead,Computer Weekly]
Computer Weekly

 Red Hatは、同社のファイルシステム「GlusterFS」の機能強化を幾つか発表した。検索速度向上を目的とするメタデータキャッシュの強化、Red Hatのコンテナプラットフォーム「OpenShift」との密接な統合などがその例だ。

Computer Weekly日本語版 6月7日号無料ダウンロード

本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 6月7日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。

なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。

ボタンボタン

 「Gluster Storage 3.2」(以下、Gluster 3.2)へのアップグレードによって「Arbiter Volumes」も追加される。この機能により、ボリュームの完全コピー3つではなく、ボリュームの完全コピー2つとメタデータのコピー1つを用意すれば、ファイルシステムクラスタの一貫性欠如が解決される。また、イレージャーコーディングボリュームの自己復旧も高速になる。

 GlusterFSはNAS型で、ファイルアクセスは並列ファイルシステムになっている。そのため、大量のファイルを含む単一の名前空間で複数のノードにスケールアウトできる。データ保護は3ウェイレプリケーションか、イレージャーコーディングで実現している。

 GlusterFSのような並列ファイルシステムは、大量に保持される非構造化ファイルデータに最も適している。このようなワークロードのデータ保持手段として、並列ファイルシステムとオブジェクトストレージとの競争が激化している。

 Gluster 3.2はクライアントサイドキャッシュにより、メタデータ操作が強化されている。そのため、ディレクトリ操作や検索などを行うためにサーバに移動する必要はない。仕様では、前バージョンよりも速度が最大8倍高速になるとされている。

 Red HatはGlusterFSとOpenShiftの統合を強化している。これにより、コンテナでGlusterFSのインスタンスを展開して、そのインスタンスをクラスタとしてジオレプリケーションに接続し、OpenShiftを実行しているホスト上でアプリケーションをサポートできる。

 これにより、GlusterFSの展開オプションが増え、ファイルシステムノードの展開オプションとして物理コンピュータ、仮想マシン、クラウドの他に、コンテナが加わる。

 Arbiter Volumesの導入により、前述の通り完全コピー2つとメタデータのコピー1つでクラスタを一致させられるようになる。主なメリットは、ストレージ容量の減少とハードウェア要件の削減だ。

 Red Hatのストレージ製品責任者サヤン・サハ氏は次のように語る。

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news027.jpg

「AIアナリスト」、Webにおけるコンバージョンを売り上げとひも付ける機能追加
WACULは、Webサイト分析の人工知能「AIアナリスト」にWebサイト上のコンバージョンと売り...

news042.jpg

訪日外国人観光客が礼賛、おもてなし力が高い日本の都市トップ10――Airbnb調査
訪日外国人旅行者の目的が体験型消費に移行しつつあるといわれる中、どのような都市が高...

news033.jpg

Facebook日本進出から10年、個人情報不正利用問題が広告事業に与える影響は?
Facebook日本進出10周年に当たり、フェイスブックジャパンは記者向けの説明会を開催。気...