iPhoneのパスワード自動入力「iCloud キーチェーン」が安全とは言い切れない理由攻撃者のこれまでの手口とは

iPhoneやMacのパスワード管理「iCloud キーチェーン」の過去のバージョンには脆弱性が存在した。攻撃者はどのようにデータを盗み取ることが可能だったのか。

2017年10月09日 05時00分 公開
[Frank SiemonsTechTargetジャパン]

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 Appleは、macOS 8.6においてキーチェーンパスワード管理システムを導入した。その後にリリースされた各macOSにも組み込まれているが、キーチェーンは、パスワードやネットワーク共有、メモ、証明書、クレジットカードの詳細な内容、その他さまざまな機密データを集約的に保管する機能を提供する。

 使い勝手の良いアプリケーションの需要に加えて、クラウドアプリケーションやパスワードマネジャーの人気が高まる中、Appleは、従来のキーチェーンシステムから一歩踏み込んでiCloud キーチェーンを導入した。このクラウドサービスによってmacOSとiOS間で全てのキーチェーンデータを常に同期できる。ユーザー目線では、iCloud キーチェーンは素晴らしいサービスだが、機密データの移動および保管と関連したセキュリティリスクがあるのは言うまでもない。

公開された脆弱(ぜいじゃく)性

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