クラウドコンピューティングは、ソフトウェアやハードウェア、データベース、サーバなどの各種リソースをインターネット経由で提供するサービス全般を指す。クラウドコンピューティングの目的は、必要なときに必要な分だけリソースを利用してシステムを構築可能にすることにある。(続きはページの末尾にあります)
専門家が“お気に入りの最新技術の優秀さ”を宣伝する騒々しいIT業界において、レガシーの代表格であるメインフレームは批判されるがままだ。メインフレームの実態はどうなっているのか。
クラウドベンダーとSLAを締結する際に注目すべきなのが、クラウドサービスの「稼働率」だ。「99.999%」「99.99%」といった稼働率の数値は、何を表しているのか。
戦時下においても事業を継続しているEdTech企業が、ウクライナのKeikiだ。同社のIT幹部は「戦争は技術的な面では事業に影響しなかった」と語る。その理由は何か。
ユーザー企業はクラウドサービスのSLAや料金について、クラウドベンダーと交渉して納得できる契約内容を締結する必要がある。良い結果を得るために、交渉時に注意すべきことを説明する。
クラウドサービスの導入が成功するかどうかは、クラウドサービスの契約内容にかかっている。自社の要件に適した契約を結ぶには、どのようにベンダーと交渉すればよいのか。
クラウドサービスの導入時に、ユーザー企業が自社の要件に適した契約を結ぶには、クラウドベンダーとの交渉が必要だ。まずは交渉前の準備に注目する。
クラウドサービス関連の業務に携わるエンジニアが大学でコンピュータサイエンスの学位の取得を目指しても、自身に必要なスキルを得られない恐れがある。その理由とは。
大学でなければ得られないスキルを求めるのでなければ、エンジニアが学位を取得する必要性はあまりない。ただし学位取得以外にも、大学でなければ得られないメリットが幾つかある。それは何か。
クラウドサービスの導入が急速に進むとともに、コンピュータサイエンスの学位と、ベンダーや資格団体が認定する認定資格の評価が変化しつつある。その理由とは。
「クラウドDR」を契約する前には、細かい規約や条件を読み解く必要がある。各社のサービスの違いを見分けるためにも用語の正しい理解が切だ。クラウドDRの選定に役立つ5つの用語を紹介する。
SaaSを比較検討するとき、サービス品質保証契約(SLA)の内容も重要な要素となる。SaaSベンダーとSLAを締結する際に確認すべきポイントを、カスタマイズ性とデータ保護の観点から紹介する。
さまざまなクラウドサービス/形態が登場してにぎわいを見せる中で、「マネージドホスティングクラウド」というジャンルがその定義で揺れている。ガートナーが考えるマネージドホスティングクラウドとは。
エンドユーザーがクラウドサービスプロバイダーに求めるサービス品質保証(SLA)の内容はさまざまだ。本稿では、特に多く問題に挙げられる4つのSLAについて紹介する。
クラウドコンピューティングは、プライベートクラウドとパブリッククラウドに分けることができる。プライベートクラウドはインターネットを経由して、そのユーザー専用のサーバやネットワークのリソースを提供することを指す。パブリッククラウドはインターネットを経由して、さまざまなユーザーが共有するインフラを使ってクラウドサービスを提供することを指す。
クラウドコンピューティングは、ユーザーのクライアント端末から遠隔地にある物理サーバやデータベース、アプリケーションへの接続を、インターネット経由で可能にする。
クラウドコンピューティングは、仮想化技術とインフラ管理の自動化技術に依存している。仮想化によって、物理サーバやデータベースをユーザーが必要に応じて利用できるリソースとして抽象化し、クラウドサービスとして提供できるようになる。インフラ管理の自動化技術によって、クラウドベンダーは大規模なデータセンターの運営ができるようになる。
クラウドサービスは、主にIaaS(Infrastructure as a Service)とPaaS(Platform as a Service)、SaaS(Software as a Service)の3種類に分類できる。
IaaSは、仮想サーバ(VM)やストレージなど、アプリケーションのインフラを提供するクラウドサービスを指す。ユーザーは利用料金を支払うことで、一定のスペックのVMやストレージを必要に応じて起動したり、停止したりできる。ユーザーは遠隔地にあるデータセンターのような感覚でサービスを利用する。
IaaSベンダーはユーザーのさまざまな需要に応じるために、VMの種類を複数用意している。これらのVMは、種類によってCPUの性能やGPUの搭載の有無、メモリ容量などが異なる。代表的なIaaSベンダーとして、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft、Googleなどが挙げられる。
PaaSは、ミドルウェアやアプリケーション開発ツールとして提供されるクラウドサービスを指す。ユーザーはインターネット経由でこれらのツールを利用し、アプリケーションを開発したり運用したりできる。大抵のPaaSベンダーは、開発したアプリケーションのホスティングサービスも提供する。主なPaaSとして、Salesforceのアプリケーション開発ツール群「Lightning Platform」やAWSのアプリケーション管理・デプロイツール「AWS Elastic Beanstalk」、Googleのアプリケーション開発・実行ツール「App Engine」などがある。
SaaSは、ソフトウェアをサービスとして提供するクラウドサービスを指す。ユーザーは、インターネットが使えるPCやモバイル端末を通して、どこからでもSaaSを利用できる。主なSaaSには、Microsoftの「Microsoft 365」やGoogleの「Google Workspace」といったクラウドオフィススイートが挙げられる。
プライベートクラウドは、クラウドベンダーやユーザー企業が構築したクラウドインフラのリソースを、特定の組織が占有する利用形態だ。プライベートクラウドはクラウドサービスの利便性と、オンプレミスインフラのセキュリティの堅固さや制御しやすさを両立させる。プライベートクラウドを構築するための技術を提供する代表的なベンダーとして、VMwareやRed Hatなどがある。