「アプリケーション仮想化」丸分かり 比較、事例、解説記事を紹介

ユーザー企業のIT担当者を対象に、IT製品/サービスの導入・購買に役立つ情報を提供する無料の会員制メディア「TechTargetジャパン」。このコンテンツでは、アプリケーション仮想化に関する事例、比較、解説の記事を紹介します。製品/サービス選定の参考にご覧ください(リンク先のページはPR記事を含みます)。

アプリケーション仮想化とは メリットと代表的な製品を解説

 アプリケーション仮想化は、アプリケーションを実行するインフラと、アプリケーションを利用するクライアント端末を分離させる。エンドユーザーから見ると、遠隔のサーバで実行されている仮想アプリケーションが、自身の端末にインストールされているかのように機能する。エンドユーザーは仮想アプリケーションをキーボードやマウスで操作できる。(続きはページの末尾にあります)

アプリケーション仮想化関連の比較

知っておきたい「アプリケーション仮想化」5大製品の特徴は?

アプリケーション仮想化市場には、どのような製品が存在するのか。Microsoft、Citrix Systems、VMwareが販売する主要な5製品を紹介しよう。

(2019/5/6)

Citrix、VMware、Microsoftを比較 アプリケーション仮想化製品とは?

アプリケーション仮想化製品は、配信インフラ、ホスティング、クライアントアクセス、管理と監視機能といった4つの主要なコンポーネントで構成される。このコンポーネントと、各ベンダーの製品について解説する。

(2019/1/8)

「Microsoft App-V」で見るクライアント型“アプリケーション仮想化”の仕組み

アプリケーション仮想化の世界は分かりにくい。Microsoft App-Vを詳しく見ることで、クライアント型仮想アプリケーションの仕組みを理解しよう。

(2018/9/17)

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アプリケーション仮想化関連の事例

“Windowsをやめた”ホテルチェーンが「Chromebook」を使い始めた理由

アプリケーション仮想化ツールの「Cameyo」とGoogleのクライアントOS「ChromeOS」を利用することで、「Windows」のアプリケーションを利用可能になる。この仕組みを導入したホテルチェーンの狙いとは。

(2023/11/10)

中堅・中小製造業の海外進出を支援する「MCFrame online 原価管理」

製造業で広く使われる国産業務パッケージ「MCFrame」の原価管理機能を切り出してクラウドサービスとして提供するMCFrame online 原価管理。主なターゲット企業は海外進出を狙う中堅・中小企業だ。

(2012/1/18)

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アプリケーション仮想化関連の製品解説

P R「Internet Explorer」サポート終了で慌てないためにやるべき“延命措置”

「Internet Explorer」のサポート終了が迫る中、IEに依存する業務アプリケーションを利用している企業は、業務アプリケーションを刷新するか、何らかの延命措置を講じる必要がある。時間や工数、コストを抑えた対処方法とは。

(2021/12/10)

P ROffice互換ソフトで数百万円のコスト削減を実現した3社、その選定のポイントとは?

「Microsoft Office」製品を低コストで導入が可能なOffice互換ソフトへ切り替えることを検討する企業は多い。しかし、本格導入に二の足を踏んでしまうケースが実は少なくない。3つの成功事例を紹介する。

(2015/6/22)

Microsoftのライセンス規約内でIE 6をWindows 7で利用する方法

Windows 7上でIE 6アプリケーションのテストを簡単に実行したい開発者などに向けた、Microsoftが公表する正規の手段とは別の方法が存在する。

(2011/5/13)

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アプリケーション仮想化関連の技術解説

「Chromebook」で“Windowsアプリ”が使えると何がうれしいのか?

アプリケーション仮想化ツールの「Cameyo」とGoogleのクライアントOS「ChromeOS」を利用することで、端末に依存せずにさまざまなアプリケーションを実行可能になる。その具体的なメリットとは。

(2023/11/2)

企業での安定稼働に向かう「Docker」、2014年をまるっと振り返り

2014年6月にバージョン1.0をリリースして以来、すさまじい勢いで機能アップデートを続ける「Docker」。2015年はどのような進化を遂げるのだろうか。CoreOS「Rocket」との関係は?

(2015/2/4)

クラウド大手がこぞって手を出すコンテナ技術「Docker」、これまでとこれから

DockerのCEOが、同社のコンテナ技術「Docker」と「Amazon Web Services」(AWS)の統合、Dockerの今後の展開について語った。

(2014/12/4)

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アプリケーション仮想化関連の運用&Tips

仮想アプリとWebアプリのどちらを選ぶ? 決める前に考えたい4つの質問

仮想アプリケーションとWebベースのアプリケーションのどちらを選ぶか。「IT管理者はどのような種類のアプリを配信する必要があるのか」「ユーザーに必要な機能は何か」などが検討時の重要な要素になる。

(2017/4/10)

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企業がアプリケーション仮想化を使う理由

 IT部門はオンプレミスインフラやクラウドサービスで稼働するサーバで仮想アプリケーションを稼働させることで、各エンドユーザーの端末にインストールする必要なく、仮想アプリケーションを提供できる。

 アプリケーションを仮想化するには、一般的にはアプリケーション仮想化製品を使う。アプリケーション仮想化のベンダーとその製品には、

  • Microsoftの「Microsoft Application Virtualization」(App-V)
  • Citrix Systemsの「Citrix Virtual Apps and Desktops」
  • Parallelsの「Parallels Remote Application Server」
  • VMwareの「ThinApp」「App Volumes」

などがある。

 アプリケーション仮想化製品の主流である画面転送型はMicrosoftの「RDP」(Remote Desktop Protocol)、Citrix Systemsの「ICA」(Independent Computing Architecture) 、VMwareの「PCoIP」(PC over IP)などの画面転送プロトコルを使用し、仮想アプリケーションの画面をサーバからエンドユーザーの端末に転送する。エンドユーザーは、あたかも自分の端末にインストールされているかのように、仮想アプリケーションを使うことができる。

アプリケーション仮想化のメリット

 アプリケーション仮想化で、アプリケーションの保守とエンドユーザーへの配布が効率化できる。アプリケーション仮想化のメリットは、IT管理者がアプリケーションを複数のデスクトップではなく、1つのサーバに1度だけ導入すればよい点だ。これにより、アプリケーションの更新とパッチの適用が容易になる。

 管理者は仮想アプリケーションへのアクセスを簡単に制御できる。例えば特定のエンドユーザーに対して仮想アプリケーションの利用許可を取り消す場合、IT管理者はアプリケーション仮想化製品の管理コンソールから仮想アプリケーションへのアクセス許可を取り消すだけでよい。そのエンドユーザーの端末を回収してアプリケーションをアンインストールする必要はない。

 エンドユーザーは「Windows」搭載端末だけではなく、シンクライアントやWindows以外のOSの端末から仮想アプリケーションを利用できる。特に画面転送型のアプリケーション仮想化では、端末の紛失や盗難に見舞われても、仮想アプリケーションが扱う機密データはサーバに残るため、自組織のデータが危険にさらされるリスクを抑えることができる。