「MDM」(モバイルデバイス管理)は、IT管理者がスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスを管理してセキュリティを確保し、ポリシーを適用できるようにすることだ。その機能を実装した製品がMDM製品と呼ばれる(続きはページの末尾にあります)。
「MAM」(モバイルアプリケーション管理)ツールには複数の選択肢がある。各ベンダーのMAMツールには、どのような違いがあるのか。IBM、Zoho、MicrosoftのMAMツールの特徴を整理する。
Appleの「User Enrollment」(ユーザー登録)は、「iOS」「iPadOS」端末のBYODに役立つ可能性がある。企業データと個人データの明確な分離を実現するUser Enrollmentの主要機能は。
Appleのモバイルデバイスの管理ツールには、「Apple Configurator」以外にも複数の選択肢がある。それぞれどのようなメリットがあるのか。IT担当者の負荷を減らし、効率の良い管理への道を開く最適解はどれなのか。
ユナイテッド航空は、「iOS」のカスタムアプリケーションとエンタープライズモバイル管理(EMM)ソフトウェア「VMware AirWatch」を使って、搭乗者の安全を確保しているという。どのような取り組みだろうか。
1700人の職員にiPhoneを支給した英国の老人ホーム。同社のMDM導入と独自アプリ開発事例から、デバイス管理やiPhone活用のヒントを探る。
テレワークをこれからも続けたい企業にとって、「持ち出しPCの運用管理」と「セキュリティの向上」は喫緊の課題だ。IT部門も一般の従業員も、PCのメンテナンスのために出社せずに済む方法は。
「MAM」(モバイルアプリケーション管理)ツールは、モバイルデバイスを活用する企業にどのようなメリットをもたらすのか。MAMツールが備える主要機能を紹介する。
中堅・中小企業の社用スマホを狙う攻撃が急増し、自社のスマホがマルウェアに感染したことで取引先にまで被害が及ぶケースも報告されている。中堅・中小企業が意識すべきリスクと社用スマホを簡単に脅威から守る方法を紹介する。
「MAM」(モバイルアプリケーション管理)ツールは、IT管理者がモバイルデバイス向けアプリケーションを安全に運用するためのさまざまな機能を持つ。その主な機能を取り上げる。
マスクを着用したまま、「Face ID」で「iPhone」のロックを解除できるようになった。Appleが進める「iOS」の機能強化の一環だ。ワクチン接種証明書の機能など、iOSの注目すべき機能を紹介する。
「iPhone」「iPad」といったAppleのモバイルデバイスを管理する手段に「Apple Configurator」がある。ただし、あらゆる企業に適しているわけではない。Apple Configuratorの注意点は何か。
「iPhone」や「Mac」などのApple製品を買うと、サポートサービスの「AppleCare」が付属する。ユーザーはどのようなサービスを受けられるのか、有料のサポートサービス「AppleCare+」との違いは何かなどを説明する。
従業員が毎日使うスマートフォンの性能は生産性に直結する。時代の変化に伴い、従業員それぞれの働き方に適したスマートフォンの選定プロセスは複雑化しているものの、「不動の鉄則」はある。それは何か。
最新の業務環境では、働く上でのデバイスを限定しないことが重要になっている。IT部門は、デスクトップ環境を中心とした管理手法から脱却し、最新のユーザーニーズに合わせて業務環境を進化させなければならない。
米Microsoftの新たなメールアプリ「Outlook for iOS」についてセキュリティに関する懸念の声が挙がっている。特に、MDM機能の欠如は多くのIT管理者にとって頭痛の種になり得る。
MDM製品は、モバイルデバイスにインストールする制御ソフトウェア(MDMエージェント)と、オンプレミスのインフラまたはクラウドベンダーのデータセンターに配置する管理用サーバ(MDMサーバ)を使用する。IT管理者がMDMサーバの管理コンソールでポリシーを構成すると、無線接続経由でMDMサーバはMDMエージェントにそのポリシーを配信する。MDMエージェントは一般的に、モバイルデバイスのOSに直接組み込まれているAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)を介して、ポリシーに基づいてモバイルデバイスを制御する。同様に、IT管理者はMDMサーバを介してモバイルデバイスにアプリケーションを展開することが可能だ。
「EMM」(エンタープライズモビリティ管理)製品は、MDM機能を中核コンポーネントとして実装している。EMM製品はMDM製品の機能に加えて、「MAM」(モバイルアプリケーション管理)製品や「MCM」(モバイルコンテンツ管理)製品、ID・アクセス管理(IAM)製品などの機能を搭載する。EMM製品は企業で使用されるモバイルデバイスの機能とセキュリティの最適化を図りながら、企業ネットワークの保護を実現することを目的とする。
現代のEMM製品はスマートフォンやタブレットだけでなく、Microsoftの「Windows 10」搭載PCやAppleの「Mac」、IoT(モノのインターネット)デバイスも管理できる。こうした幅広いデバイスを管理可能なEMM製品は「UEM」(統合エンドポイント管理)製品と呼ばれる。MDM製品やEMM製品に取って代わるデバイス管理手段として認識され始めたUEM製品は、企業が使用する全てのデバイスを単一のコンソールで管理することを目指している。