「コンテナ」丸分かり 比較、事例、解説記事を紹介

ユーザー企業のIT担当者を対象に、IT製品/サービスの導入・購買に役立つ情報を提供する無料の会員制メディア「TechTargetジャパン」。このコンテンツでは、コンテナに関する事例、比較、解説の記事を紹介します。製品/サービス選定の参考にご覧ください(リンク先のページはPR記事を含みます)。

いまさら聞けないコンテナ&マイクロサービス

 コンテナは、業務をこなすために必要な最低限のリソースのみを配備したアプリケーションロジックのコンポーネントを格納する。仮想マシン(VM)と異なり、コンテナはOSを必要としない。OSリソースはAPI経由で呼び出される。(続きはページの末尾にあります)

コンテナ関連の比較

Herokuを有償化でやめるなら「Red Hat OpenShift」無償プランが選択肢に?

Red Hatは検証用に「Red Hat OpenShift」の無償プランを用意している。この無償プランは、Salesforceが廃止した「Heroku」無償プランの代わりになるのか。

(2023/7/21)

同じソフトウェアの「オープンソース版」「商用版」は何が違うのか?

1つのソフトウェアに無償の「オープンソース版」と有償の「商用版」がある場合、企業はどちらを選択すべきだろうか。無償版と有償版のコンテナ管理ツール「Kubernetes」と分散ストレージツール「Ceph」をそれぞれ比較する。

(2023/3/31)

OracleとAWSの「常時無料枠」を比較 OCIにあってAWSにはない“あれ”とは?

クラウドベンダーは自社のクラウドサービスを開発者に試してもらうために、期間無制限で使える無料プランを用意している。OracleとAWSの無料プランの違いとは。

(2022/4/19)

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コンテナ関連の事例

ハイパーコンバージドインフラ(HCI)とクラウドの違いがついになくなる?

異なるインフラ間の差異を「ハイパーコンバージドインフラ」(HCI)が吸収するのではないか――。専門家の間でこうした見方が広がり始めている。HCIに何が起きているのか。HCIの動向を整理し、これからを予測する。

(2023/8/3)

Javaの“神ライブラリ”を賢く見分ける7カ条

「Java」でアプリケーションを開発する際、適切なライブラリを選ぶと、より優れた機能を効率的に実装しやすくなる。Javaライブラリ選びのポイントを7つ紹介する。

(2023/6/29)

コンテナのいまさら聞けない基礎知識 仮想マシンとの違いは?

「Docker」の登場によって、あらためて脚光を浴びた「コンテナ」。その歴史は意外と古い。コンテナはどのような変遷を経てきたのか。仮想マシンとの違いとは。コンテナの基礎知識をおさらいする。

(2023/4/27)

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コンテナ関連の製品解説

「コンテナ」の良さとは? 「HCI」で「Kubernetes」を動かす意味は?

ベンダーは「HCI」(ハイパーコンバージドインフラ)でコンテナオーケストレーションツール「Kubernetes」を利用しやすくする取り組みを活発化させている。HCIとKubernetesにどのような可能性を見込んでいるのか。

(2021/3/12)

P R高まるコンテナ活用ニーズ、ビジネスに俊敏性をもたらす手っ取り早い方法とは

今や、開発現場においてコンテナ技術の活用は珍しいものではない。Kubernetesなどのコンテナオーケストレーションツールの活用が進んでいるが、導入や運用など煩雑な面もある。そうした面倒を手っ取り早く解決する方法があるという。

(2021/1/29)

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コンテナ関連の技術解説

“危ないコンテナ”の条件は? VMとどう使い分ける? コンテナ丸分かりガイド

アプリケーションを稼働させる手段として普及した「コンテナ」。仮想マシンとは何が違い、どのように使い分ければよいのか。コンテナを安全に運用するために注意すべきこととは。コンテナ活用のヒントを紹介する。

(2024/3/29)

「サポート」が悪いJavaライブラリを選んではいけない“当然の理由”

Javaアプリケーションの開発において、利用するライブラリを選ぶ際の評価軸は複数ある。サポートの観点、ライブラリのサイズという観点では、何に着目すべきなのか。

(2022/7/20)

Linuxはなぜデータセンターで人気なのか? 「オープンソース」より重要な理由

データセンターの円滑な運用には、サーバのOSの定期的な移行が欠かせない。OSを選定する上で有力な選択肢となるのが「Linux」だ。データセンターでLinuxが広く使われている背景には、何があるのか。

(2022/7/14)

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コンテナ関連の運用&Tips

コンテナ&マイクロサービスが常に優れているわけではない

レガシーシステムをコンテナでマイクロサービス化することがトレンドの一つになっているが、それが常に最良の方法というわけではない。企業はコンテナとどう向き合うべきなのか?

(2021/5/26)

「マイクロサービスアーキテクチャ」アプリ開発者が重視すべき3項目とは?

「マイクロサービスアーキテクチャ」に基づくアプリケーションを開発する際、重視すべきこととは何だろうか。主要な3つの項目を紹介する。

(2020/2/20)

Dockerを導入する前に企業が絶対に知っておくべきこと

Dockerは優れた技術だが、開発者個人が使うだけなら問題なくても企業レベルになると問題が生じる可能性がある。Dockerのメリットを最大限に引き出し、リスクを回避するため、企業が注意すべきこととは?

(2019/3/15)

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コンテナとマイクロサービスの違い

 コンテナは、アプリケーションの各機能を実行するために必要な構成要素を格納している。この構成要素には、ファイルや環境変数(OS内でデータを共有するための変数)、ライブラリ(プログラム部品群)などが含まれる。コンテナ管理ツールは、CPUやメモリ、ストレージといったサーバの物理リソースに対する、各コンテナからのアクセスを制限する。そのため1つのコンテナが、そのコンテナが稼働するサーバの物理リソースを全て消費してしまうことはない。

 「コンテナイメージ」は、コンテナの実行に必要なファイル一式を指す。コンテナ管理ツールの種類ごとに、コンテナイメージの構成要素は異なる。Dockerのコンテナイメージの場合は、複数のレイヤー(層)で構成されている。レイヤーは「イメージレイヤー」と「コンテナレイヤー」の大きく2つに分けられる。

 イメージレイヤーは、Dockerコンテナを実行するために必要な、全ての構成要素を含む、編集できない読み取り専用のレイヤーだ。各Dockerコンテナには、そのDockerコンテナの設計を変更するためのコンテナレイヤーがある。コンテナレイヤーは、複数のDockerコンテナで再利用できる。

コンテナを利用するメリット

 コンテナは移植性に優れている。同じコンテナ管理ツールが稼働するインフラ同士であれば、インフラごとにアプリケーションのソースコードを変更せずに、同じコンテナイメージを実行できるからだ。例えばテスト時にはインフラとしてAmazon Web Services(AWS)の同名クラウドサービス群のVMを利用して、本番時にはオンプレミスのDell製サーバを利用するといった使い方ができる。