Herokuを有償化でやめるなら「Red Hat OpenShift」無償プランが選択肢に?Herokuの「代替PaaS」を比較【第6回】

Red Hatは検証用に「Red Hat OpenShift」の無償プランを用意している。この無償プランは、Salesforceが廃止した「Heroku」無償プランの代わりになるのか。

2023年07月21日 06時15分 公開
[Stephen J. BigelowTechTarget]

 2022年11月に、SalesforceはPaaS(Platform as a Service)群「Heroku」の無償プランを廃止し、料金プランを再構成した。無償プランを利用していた開発者やソフトウェア開発チームは、有償プランに移行するか、他の無償のPaaSに移行する必要がある。本稿は無償プランを利用可能な、Herokuの代替候補を紹介する。

Heroku代替候補4.Red Hat OpenShift

 「Red Hat OpenShift」(以下、OpenShift)は、Red Hatが開発したPaaS構築ソフトウェアだ。オープンソースのコンテナオーケストレーションツール「Kubernetes」を中心とした最小構成の「Red Hat OpenShift Kubernetes Engine」と、運用・開発機能を加えた「Red Hat OpenShift Container Platform」がある。

 OpenShiftはコンテナの管理に必要なさまざまな機能を搭載する。開発者はOpenShiftの各機能を利用することで、コンテナをさまざまなインフラに構築して実行できる。

 Red HatはOpenShiftの有償サポートサービスを提供する他、評価用に数種類の無償トライアルプランを提供する。これらの無償トライアルプランのうち「開発者サンドボックス」を使うと、開発者はOpenShiftの開発者向け機能を30日間無償で利用できる。


 第7回は、Render ServicesのPaaS「Render」を紹介する。

TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス

米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...