日本HP、ITIL v3に準拠したITサービス管理ソフトを発表NEWS

IT全体の戦略からサービスの設計・開発、運用までを全体最適化する製品の1つとして、企業のITサービス管理プロセスの運用をサポートする。

2008年03月13日 19時07分 公開
[TechTarget]

 日本ヒューレット・パッカードは3月13日、ITサービス管理ソフトウェア「HP Service Manager 7.0 software」(以下、SM7)を発表した。4月1日からの出荷を予定している。

 SM7は、HPの「HP ServiceCenter」と、同社が2005年12月に買収した米ペレグリン・システムズの「ServiceCenter」という2つの統合ITサービス管理ツールの機能を統合したもの。IT運用管理のベストプラクティス集であるITIL v3に沿ったワークフロー管理をサポートしており、インシデント管理、問題管理、変更管理、リリース管理、構成管理までの流れを一元的に提供する。また、専用のナレッジ管理用エンジンを実装しており、ITILの各プロセスで蓄積した情報や新たにナレッジとして登録したデータに対し、横断的に検索が可能だ。

 さらに、IT運用のための統合データリポジトリ製品「HP Universal CMDB」の基本モジュールをバンドルし、さまざまなインシデントや変更作業、リリース情報などを管理できる。これを活用すると、資産管理やサーバ監視などHPのさまざまな管理ツールとのデータ連携が実現するという。

 最小構成価格は298万9350円(税込み)。

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